最短で6月19日の開幕を目指しているプロ野球が、早ければ同2日から対外試合を検討していることが13日、分かった。緊急事態宣言の解除を前提に、約2週間で1チーム12試合程度を行うとみられる。
開幕延期と新型コロナウイルスの影響により、最後の対外試合が行われたのは3月25日。斉藤コミッショナーは11日の12球団代表者会議後に、「(公式戦の)開催直前には何試合かオープン戦みたいなものを考えなければいけない」と話していた。対外試合が「6・2」に再開されれば、69日ぶりに日本に球音が戻ることになる。
開幕前の対外試合は、移動リスクを軽減するため限られた地域での集中開催が検討されている。各チームは感染防止策を徹底した上で、対外試合解禁に向けて今月中から徐々に練習を本格化させていくことになりそうだ。
プロ野球は緊急事態宣言の解除と、リスク管理などをまとめたガイドライン作成を条件に、最短6月19日の開幕と最大120試合の公式戦開催を目指している。開幕後も移動リスクに最大限配慮し、1カード6連戦など移動の回数を減らす日程案を模索している。