台湾がコロナ封じ込めに成功した理由…マスク管理アプリ開発&増産態勢確立した2人の大臣

公共機関では検温を実施(台湾外交部提供)
公共機関では検温を実施(台湾外交部提供)

 世界各国で新型コロナウイルスの影響に苦しむ中、素早い対応で感染拡大を防いだのが台湾だ。11日時点で感染者は440人で死者は6人のみ。プロ野球リーグは4月12日に開幕し、8日からは観客の動員もスタートした。世界各国が未曽有の事態に、対応に四苦八苦しているが、台湾では2人の大臣の強力なリーダーシップによって、感染爆発を防いだ。

 台湾は台湾内での感染者がゼロだった1月中旬に法定感染症に指定した。同26日には中国本土からの入境を禁止。1月下旬からはマスクの輸出に制限をかけ、住民に安定的に供給できるシステムを構築した。

 キーマンの1人となったのがデジタル担当大臣を務める唐鳳氏(39)だ。IQ180以上ともいわれ、若くしてITビジネスで成功を収めると、コロナ対策でも力を発揮。マスクの在庫が分かるアプリを開発して台湾住民の混乱を抑えた。マスク情報を素早く整理したことで、2月からは保険証を用いた実名販売で、一定数が買える態勢が整った。もう一人は経済大臣の沈栄津氏(69)。1月下旬にマスク増産の国家チームを設立し、生産ラインを60本増設するなどして、世界で中国に次ぐ生産能力となった。

 03年に流行したSARSが教訓になった。在宅勤務、学校休校、外国人の入国禁止など先手、先手の対策を打ち出した。学校や経済活動が再開された今でも、公共交通機関を利用する際にはマスクの着用が義務で、駅では検温も実施。日本も見習うべきことが多い。

社会

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請