実は免疫力が低いサッカー選手 一斉PCR検査は困難、J再開へ日本独自の体制築けるか

日本サッカー協会が入るJFAハウス
日本サッカー協会が入るJFAハウス

 サッカー担当の記者になってから、すごく驚いたことがある。サッカー選手は、本当によく風邪を引く。

 体が資本であり、日々体を動かし栄養摂取にも気を遣うアスリートではあるが、体調不良で練習を欠席、または試合を欠場する選手を何人も見てきた。

 試合に出場し、体力を消耗することで免疫力が低下するという海外の論文が多く発表されているそうだ。体脂肪率が一般人よりも低いことも一因だという。

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 JリーグとNPB(日本プロ野球機構)が新型コロナウイルスの対応策を協議する「対策連絡会議」が11日、行われた。選手を感染リスクからどう守るかという点において議論がなされたという。移動を最小限にとどめた試合開催方法、クラブのクラスター化を防ぐ方法などを今後も協議していき、再開に向けたガイドラインが作成される見通しだ。

 元選手の立場から出席したJリーグの播戸竜二理事からは「選手は家族を背負い、練習再開、試合再開に向けて万全な検査態勢がある中でチャレンジしていきたい」というコメントがあったという。

 ドイツや韓国のように、選手や関係者全員が一斉にPCR検査を行うことは、現状の日本の医療体制において非常に難しい。専門家からは抗原検査や抗体検査など、PCR検査とは異なる方法が選択肢の一つとして提示されたという。

 専門家はプロ野球やサッカーリーグが開幕した韓国と台湾、16日に再開予定のドイツの選手が遵守するガイドラインを確認したことを明かしたが、これらはPCR検査を受け、陰性が判明した選手を対象としたもの。村井チェアマンは「検査ひとつとっても様々な知見がある。欧州各国の状況などは共有しているので、参考にしながら日本独自の体制を築いていければ」と話した。

 専門家の1人は「第2波、3波が起こりえる可能性が高いと認識している」と語った。ワクチンがない以上、「リスクゼロ」での再開は不可能。落としどころを探る必要があるが、選手の感染リスクを最大限に考慮した再開プランでなければならないと感じる。(記者コラム「〇日後に再開するJリーグ」担当・岡島 智哉)

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