吉村洋文大阪府知事「#検察庁法改正案に抗議します」運動に理解示すも「僕は法案に反対でない」

大阪府庁で報道陣の囲み取材に応じた吉村洋文大阪府知事
大阪府庁で報道陣の囲み取材に応じた吉村洋文大阪府知事

 大阪府の吉村洋文大阪府知事(44)は11日、大阪府庁での囲み取材で、著名人らがSNSで「#検察庁法改正案に抗議します」と投稿している動きについて「どんどん声を上げていくべき」と賛同する一方で「僕自身は定年延長法案に反対ではない」と私見を示した。

 法案は、安倍政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長(63)を検事総長にさせる狙いから、検察官の定年を63歳から65歳に引き上げるとともに、定年後も内閣や法務相が必要と認めれば、最長3年間延長できる、などとするもの。この動きに小泉今日子(54)、浅野忠信(46)、きゃりーぱみゅぱみゅ(27)らがツイッターで抗議している(きゃりーぱみゅぱみゅは後にツイートを削除)。

 吉村知事は、芸能界でも広がる声に「アーティストの方とかが政治的発言をするのはおかしい、という意見があるが、僕はまったく違うと思う。権力に意見、批判するのは民主国家としてあるべき姿」と同調した。

 しかし、市政(大阪市長時代)や府政に携わり「僕と接する(年配の)メンバーは優秀で元気な職員が多く、公務員の定年も延びてもいいと思う」と持論を展開。「考えなきゃいけないのは、強烈な国家権力を持つ検察官の最終人事権を誰が持つのか。それは、選挙で選んだ人たちで成り立つ内閣がベストではないがベター。検察官が独善化しても一般国民も、僕らみたいな地方自治体も抑えられない」と指摘し「反対する人は、人事権は誰が持つのかを答えなければいけない」とした。

 黒川氏については「どんな方か存じ上げない」とした上で「黒川さんはおかしい、というのなら今の政府を打倒する運動をすべき。検察庁の中だけで人事が完結する方がよほど怖い」と弁護士としての顔ものぞかせた。

 また、吉村知事が所属する国政政党・日本維新の会が、コロナ対策の知事効果で支持率を上げている点については「僕自身はウイルス対策でやらねばいけないことをやるだけ。評価は上がったり下がったりするもので気にしないが、『しんどいなあ』と思うこともあるので、応援してくれるのはありがたい」と感謝した。

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