峯岸みなみ「いまの私にとって心の支え」、自宅からYouTube配信…謝罪動画を超えるくらい大きな企画をやることが目標

スポーツ報知
パソコンに向き合い、動画を編集する峯岸みなみ(所属事務所提供)

 「芸能人のおうち時間 ステイしてます」。今回はAKB48の峯岸みなみ(27)に電話取材しました。現役最後の1期生はコロナ禍で卒業コンサート(4月2日、横浜アリーナ)が延期になり、劇場公演や握手会も休止中ですが、1月から始めたYouTubeを通じて積極的に情報発信。飾らない素朴な人柄が伝わり、チャンネル登録者が10万人を突破するなど新たなファンを獲得しています。

 自分を表現する場所としてYouTubeがあって良かった。いまの私にとって心の支えになっています。ほかのメンバーもインスタグラムやSHOWROOMをやっていて、アイドルは自己プロデュース力が問われる時代になっています。

 YouTubeは予定調和ではない、意外な反応が面白い。印象深いのは、渋谷で街頭インタビューをして、私のイメージ調査をした企画。悪口を言われたら嫌だなって思っていたけれど、10代の若者は「そもそも峯岸を知らない」「AKBには興味がない」という人も。悪口を言われると思っていたこと自体、うぬぼれだと気づかされました。苦言を呈されるより、心にグサッときましたね。

 再生回数はひとつの動画で15万回くらい。でも、さっしー(指原莉乃)がゲストの回は120万回を超えました。やっぱり彼女の影響力はすごい。自分では、いつも通りの会話のつもりだったけど、「あっという間に私の人気を飛び越えていった」「さっしーの存在が怖かった」という率直な言葉が新鮮だったみたい。AKBをあまり知らない人にも、素のトークを見て「意外と素朴だな」とか私の人柄を知ってもらえたらうれしい。

 卒業コンサートが中止になってショックでした。でも、コロナでもっとつらい思いをしている人もいるから、乗り越えないと。ちゅり(SKE48・高柳明音)、まいやん(乃木坂46・白石麻衣)も落ち込んでいると思う。私は15年間ずっと「会いに行けるアイドル」として活動してきたから、最後にファンのみんなに会えないのはさびしい。いつか卒業コンサートをやらせていただきたい。

 万全のコンディションで有終の美を飾りたいと思って、去年の12月9日からやっている禁酒も卒業まで続けようと思っています。

 峯岸みなみといえば、丸刈りの謝罪動画を思い浮かべる人が多いと思います。7年前、今ほどYouTubeが浸透していない時代に一晩で再生回数が400万回くらいになったらしいです。400万なんて狙ってもできない。一番の壁は自分。それを超えるくらいの大きな企画をやることが、今後の目標です。(談)

 ◆峯岸 みなみ(みねぎし・みなみ)1992年11月15日、東京都生まれ。27歳。2005年12月、AKB48の1期生としてデビュー。女優として16年「女子高」で映画初主演。19年明治座公演「ミュージカル ふたり阿国」に出演。身長158センチ、血液型B。

芸能

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×