東北福祉大・元山飛優「常に圧倒できるように」走攻守伸ばす…今秋ドラフト注目の遊撃手

大学トップクラスの大型遊撃手としてスカウトからも高く評価される元山(3月13日撮影)
大学トップクラスの大型遊撃手としてスカウトからも高く評価される元山(3月13日撮影)

 新型コロナウイルスの影響で高校・大学野球の公式戦は延期や中止が相次ぐなか、東北地区の今秋ドラフト候補をNPBスカウトの評価とともに紹介する。第4回は東北福祉大・元山飛優内野手(4年)。2018年の日本一にも貢献した、走攻守三拍子そろった好選手だ。(取材・構成=有吉 広紀)

 スケールの大きい大型遊撃手が、強い責任感とともにプロ入りを目指す。主将になり、チームと個人の両方を意識する立場となった東北福祉大・元山だが「自分がもっともっと練習して、(みんなを)ついてこさせるような存在になればいい」と気負いはない。入学直後の1年春からリーグ戦に出場し、日本一になった2018年の全日本大学野球選手権も全試合、3番・遊撃でスタメン出場。実戦経験は豊富だ。

 2月の練習を視察した広島・近藤スカウトは「守備範囲が広いし、送球も安定感がある。走攻守三拍子がそろっている。これから三拍子(のレベル)をどれだけ上げられるか」と評価した。パ・リーグのあるスカウトも2月に練習を見た際、「守備ではすぐプロにいける。(打撃は)いいところもまだまだのところもあるが、プロでいろんな投手と対戦して対応してくればレギュラーを取れる力はある。面白い選手」と感じていた。

 現在高い評価を受けているのは守備面。だが打撃でも2年時の春季リーグ戦で、最高打率と最多打点の2冠を獲得するなど力はある。元山自身も「守備も打撃も走塁も伸ばしていきたい。誰もが認める実力をつけて、常に圧倒できるように」と気合十分。走攻守すべてでレベルアップを目指す。

 冬場はジム通いを始めるなど、バランスを考えながら全身の筋肉量増加を意識してきた。その成果を実戦で見せたいところだが、チームは全体練習自粛中。現在はやれることを続けて再開のときを待っている。主将として、また主力選手として、2年ぶりの日本一を達成し、プロ入りへ突き進む。

 ◆各スカウトの元山評

 ソフトバンク・作山スカウト(2月の練習を見ての印象)「守備力は非常に高い。派手さはないけど確実に守れているし、守備力はプロレベル。打撃も振りの強さ、ボールにコンタクトするタイミングの取り方など、格段に良くなっていた」

 ロッテ・柳沼スカウト(3月の紅白戦を見ての印象)「守備がいいし、肩もいい。(打撃は)1打席しか見てないけど、リストが強くてパンチ力もあり、去年よりも良くなっている。あとは上のレベルの、球の速い投手にどれくらいやれるか」

 パ・某スカウト(2月の紅白戦を見ての印象)「守備はうまい。センスがあるので、試合に使っていけば打てるようになるはず。しっかり守れるようになれば、プロでも1軍に食い込んでいけるのではないか」

 ◆元山 飛優(もとやま・ひゆう)1998年12月4日、大阪・東大阪市生まれ。21歳。上小坂中では生駒ボーイズでプレー。長野・佐久長聖高では1、3年夏に甲子園出場。東北福祉大では1年春に初のベンチ入り。2年春にMVPと最高打率、2、3年春に最多打点とベストナインを受賞。180センチ、76キロ。右投左打。

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