Tリーグ女子「日本ペイント」に異色フロント就任…ラグビーW杯組織委・森貴信氏&Bリーグ滋賀設立に携わった江藤真弘氏

日本ペイントマレッツのフロントスタッフに加わった森貴信氏(左)、江藤真弘氏(日本ペイントHD提供)
日本ペイントマレッツのフロントスタッフに加わった森貴信氏(左)、江藤真弘氏(日本ペイントHD提供)

 卓球Tリーグ女子「日本ペイントマレッツ」が、19年ラグビーW杯組織委員会でチケット販売責任者を務めた森貴信氏(50)を招へいしたことが6日までに分かった。母体企業の日本ペイントホールディングスの総務部内にある運営グループが4月からマレッツ運営室に移行。室長に森氏、マネジャーにBリーグ・滋賀レイクスターズの設立に携わった江藤真弘氏(50)が就任した。外部からプロスポーツビジネス経験者2人を加え、今秋開幕予定の3季目へ運営強化を図る。

 森氏は公募で179倍の競争率だったラグビーW杯組織委のチケッティング・マーケティング局長を務めた。ラグビーファミリーや開催都市住民など属性に応じた複数回の販売、全48試合の潜在的な需要をA~Cにランク付けした上での細やかな戦略で販売率99・3%。約184万枚を売り上げ大会の成功に貢献した。

 これまでJ2長崎に共同創業者として携わり、J1鳥栖を経て野球界に転身。独立リーグ・長崎セインツの球団社長やプロ野球・西武で3年間、経営企画部長などを歴任した。森氏はスポーツ報知の取材に「卓球で4競技目。4競技に関わった人は少ないと思うが、スポーツビジネスとして突き詰めればやることは変わらない」と意欲を語った。

 江藤氏は知人と自己資金を出し合い設立したBリーグの滋賀で8年間、経営に関わった。Tリーグでは原則、リーグの管轄だったホームマッチの運営が3季目からチームに移管され、特色が出しやすくなる。江藤氏も「面白い席やお祭り広場的なスペースを作るなど、話題になる会場作りを」と構想の一端を明かした。

 チームは昨季は最下位にとどまったが、初のファイナル進出を見据えて戦力整備も進めている。森氏は新体制で「Tリーグの試合を見た時にコンテンツの価値は高いと感じた。熱狂的な空間を作り、見に来たいと思っていただけるチームにしたい」と飛躍を期した。

 ◆主な複数競技でのフロントスタッフの経験者

 ▼池田純氏 プロ野球・DeNAが球界参入した11年12月に35歳で初代社長に就任。本拠地・横浜スタジアムの運営権を取得し、年30億円近かった赤字を在任5年で黒字化。16年に退任し、今年3月にBリーグ3部・埼玉ブロンコスのオーナー兼取締役に就任した。

 ▼山室晋也氏 みずほ銀行支店長時代に好成績を残し、14年にプロ野球・ロッテの球団社長に就任。18年に球団史上初の単体での黒字化に導いた。今年からJ1清水の社長となった。

 ▼立花陽三氏 12年にプロ野球・楽天の球団社長に就任。大型補強の成功など13年の球団史上初の日本一に尽力した。17年からJ1神戸の球団社長を兼務。

 ◆日本ペイントマレッツ 日本ペイントホールディングスの女子卓球部として17年4月に誕生し、18年にTリーグに参戦。ホームタウンは大阪市。チーム名は創業当時の登録商標である「小槌(こづち)」の英語「マレット」に由来。監督は三原孝博氏。12年ロンドン五輪銅メダルの馮天薇(シンガポール)、19年世界選手権8強の加藤美優らが所属。

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