イサキ釣りがいよいよ最盛期に突入…50尾も40センチ超も

良型イサキの2尾掛け。引きも強く楽しさ満点だ(写真はいずれも昨年5月、源七丸で撮影)
良型イサキの2尾掛け。引きも強く楽しさ満点だ(写真はいずれも昨年5月、源七丸で撮影)

 イサキ釣りは南房では3月からスタート、外房でも太東沖で4月に解禁した。東伊豆・初島沖でも好調に釣れている。春先はまだ水温が低めで、シケ後などは食い渋る日もあったが、水温が上がって安定してくるとイサキの活性がさらに高まり、安定した釣果が得られ、最盛期に突入する。いずれの釣り場も魚影は濃く、いくつかあるポイントさえ守れば、初心者でも数釣りが楽しめる。一日も早い新型コロナウイルスの終息を願うばかりだ。

 イサキは今季も好調だ。南房・栄ノ浦港の早川丸では、しばしばトップが規定数上限の50尾に達すれば、西川名港の竜一丸では、40センチオーバーのジャンボサイズ交じりで安定した釣果を出してきた。4月には、外房・太東沖でも解禁になった。東伊豆・初島沖でも良型が釣れている。

 イサキは主にビシ釣りで狙う。大きな群れになって、岩礁地帯を泳いでいるので、仕掛けが横に流れるビシ釣りでは、同じタナ(魚の遊泳層)が狙える。釣り方は特別難しいことはないので、初心者でもすぐに習得できるはずだ。大切なのは正確に魚の遊泳層に仕掛けをセットする「タナ取り」だ。「イサキはタナを釣れ」という言葉があるほどだ。

 イサキ釣りのタナ取りは通常海面から行われる。船長が「水深34メートルを狙って」「16メートルを釣って」など狙うタナを指示してくれる。この時、まず船長の指示ダナより3メートル下までビシを下ろす。ここで大切なのは、タナは道糸についた印で測ること。リールのカウンターでは誤差が出ることがある。ビシを下ろしたら、仕掛けが潮になじむまで4~5秒待ってから、海面に向けていた竿先が水平になるまで小さく鋭くしゃくる。しゃくった後は竿先を下げながら1メートル巻き上げる。そこでもう一度しゃくって1メートル巻き上げ。さらに1メートル巻いてアタリを待つ。

  • 上がってきたイサキを丁寧に取り込む
  • 上がってきたイサキを丁寧に取り込む

 この時、大きくしゃくってはダメだ。「海中でビシがガチャガチャ動いてしまってイサキの群れを散らしてしまう」と竜一丸の安西竜一船長はいう。この時、コマセカゴは下のすき間を完全に閉め、上の小窓を3分1ほど開けるだけでいい。大量にコマセをまいてしまうと、イサキがコマセだけ食ってしまい、付け餌には見向きもしなくなってしまうのだ。

 アタリは明確だ。竿先を鋭く引き込んでくる。アタリがあったら、リールをすぐには巻かずに少しその場で待ってみよう。うまくいけば2尾目、3尾目が食ってくるはずだ。ただし、待ちすぎると最初に掛かったイサキがハリから外れてしまうので、そこの加減が難しいところ。

 巻き上げは一定のスピードで行う。ビシが水面に見えたら、それ以上リールを巻かずに竿を立ててビシを手に取る。ビシをコマセの入ったバケツなどに入れたら竿を傍らに置き、イサキを取り込もう。釣ったイサキは足元のバケツへ。釣り場移動の合間に血抜きを行い、氷水の入ったクーラーボックスに入れる。新鮮なイサキは刺し身や塩焼きなどにすると絶品だ。新型コロナが終息したら、出かけよう。(高田 典孝)

 ◆イサキ スズキ目イサキ科の魚。岩礁地帯に生息し、小魚や甲殻類などを捕食する。幼魚の頃には3本の縦縞があるのが特徴。イノシシも子どものころには縦模様があることから、幼魚のことを「ウリボウ」と呼ぶこともある。旬は初夏。夏場に産卵するため、初夏は脂が乗っていて、食べてもおいしく「梅雨イサキ」と呼ばれ重宝される。

 ◆関東・東海のイサキ釣り場 関東・東海にはイサキの釣り場がいろいろある。主な釣り場の特徴と出船している船宿を紹介する。

 ▼外房・太東沖

 太平洋側では、釣り船から釣れるイサキの北限と言われている。30センチ級の良型が多く、35センチオーバーの大型も交じる。マダイやシマアジ、ホウボウ、メジナ、マハタなども食ってくる。

 片貝港源七丸(TEL0475・76・2002)

 大原港松栄丸(TEL0470・62・0571)

 ▼南房・千田沖

 千田港の目の前とあって、航程10分程度と近いのがうれしい。30センチ級の良型が釣れる。このほかウマヅラやマハタ、時にはマダイが交じることもあるので、2号のハリスを使う人もいる。

 千田港三喜丸(TEL0470・43・8293)

 ▼南房・波左間沖

 館山湾の出口にある場所。30センチを超す良型が出る釣り場として知られ、40センチオーバーのジャンボサイズも時々釣れる。これまでは水温が上がる5月ごろから調子を上げてくる傾向があったが、ここ数年は開幕直後の3月から40センチ級が上がっている。

 西川名港竜一丸(TEL0470・29・0605)

 ▼南房・洲崎沖

 洲崎港のすぐ目の前に広がる釣り場。岩礁地帯が広がり、多くのイサキが居着いていて、数釣りが有望。水深20メートルの浅場で40センチ近い大型が釣れることも。

 洲崎栄ノ浦港早川丸(TEL0470・29・1095)

 ▼東伊豆・初島沖

 熱海の沖合に浮かぶ初島の周りが釣り場になっている。コマセの五目釣りで30センチオーバーのイサキが食ってくる。このほかマダイや青物も交じるので、ハリスは3号を使うこともある。

 網代港森竜丸(TEL0557・68・1477)

良型イサキの2尾掛け。引きも強く楽しさ満点だ(写真はいずれも昨年5月、源七丸で撮影)
上がってきたイサキを丁寧に取り込む
すべての写真を見る 2枚

ライフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請