全日本大学野球選手権、史上初の中止も…12日緊急理事会で議論

昨年の全日本大学野球選手権で優勝し喜ぶ明大・森下暢仁(中央)ら
昨年の全日本大学野球選手権で優勝し喜ぶ明大・森下暢仁(中央)ら
全国26大学野球連盟の春季リーグ戦の状況
全国26大学野球連盟の春季リーグ戦の状況

 8月12日に開幕予定の全日本大学野球選手権(神宮)が、大会史上初の中止になる可能性が浮上した。安倍首相が4日、緊急事態宣言の31日までの延長を発表したことを受け、主催する全日本大学野球連盟が12日に緊急理事会を招集することが判明。ここで開催の可否を議論するが、関係者は悲観的な見解を示した。

 今年で69回目を迎える伝統の大学日本一決定戦は例年、6月に開催。今年も当初は6月8日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月2日に約2か月の延期を決めた。これにより、各連盟は春季リーグ戦の延期が可能になったが、緊急事態宣言の延長によって、取り巻く環境が一気に悪化した。例年は8月下旬から秋季リーグ戦が始まる連盟があるため、これ以上の延期は難しい。

 全日本大学野球連盟の関係者は「各大学とも、練習再開は宣言が解除されてから。公式戦を戦うコンディションを戻すのに1か月程度は要することを考えると、6月のリーグ戦開催は厳しい。7月は試験があるし、日程的にかなり厳しくなった」と表情を曇らせた。

 全国26連盟から27代表(最多32校が加盟する九州地区大学野球連盟からは南北2代表が出場)が出場する同大会は、全代表校が出そろうことが開催の要件となっている。安倍首相は地域によっては期間途中の解除も示唆したが、逆に再延長となる地域が出てくる可能性も否定はできない。

 「8月に大会が開催できる状況になっている可能性は十分にあるが、すべての連盟が代表校を決めるのは難しいのではないか」と同関係者。12日の緊急理事会では、開催中止を強く意識した議論が行われそうだ。

昨年の全日本大学野球選手権で優勝し喜ぶ明大・森下暢仁(中央)ら
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