レムデシビルは特効薬になり得ない アビガンも有効性はまだ… 感染症専門の後藤礼司医師が警鐘

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 TBS系情報番組「ゴゴスマ」(月~金曜・後1時55分)では4日、新型コロナウイルスについて特集し、感染症のエキスパート、愛知医科大学病院の後藤礼司医師は、国内初の治療薬として、レムデシビルが特例承認されたことをについて、「特効薬にはなり得ない」と断言した。

 後藤医師は「効果が限定的かつ安全性も決して高い薬ではない中で、承認までの間にむちゃくちゃ効いたというデータは一切出てこなかった。今、入ってきた中だと、これは特効薬にはなり得ない」と話した。MCを務める石井亮次アナウンサー(43)が「最後の最後にこれを使うか…という話?」という問いにも「という話にもならない。レムデシビルを、今の容量設定でやった試験はこけちゃってる」とした。

 話は、今注目されているアビガンについても及ぶ。「今までの投与容量でやっていたら、『アビガンがいいよ』というデータはまだない」という。アビガンを投与された人とプラセボ(偽薬、そうでないもの)を飲んだ人に対して、「確実にアビガンを飲んだ人の方がいいよという試験が出てくれば…。それが今まだ行われているところなんです」と説明。

 「なので、レムデシビルもアビガンも一切、有効性がある治験は出ていない。アビガンだけに飛びついてほしくない」とした。

 「アビガンを飲んで良くなったという声をよく聞いていたので、アビガンは期待できると思っていた」と石井アナ。

 後藤医師は「それが間違った認識。赤江さんの記事もちゃんと読まなくてはいけない。もしも臨床試験に組み込まれた場合、偽薬の可能性がある」という。「今、病気に対して『これで治りますよ』なんて薬はなかなかない」とし、手洗いうがいをしっかりすること、マスクを正しく使うことの重要性を強く訴えた。

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