◆「にっぽんアニメ創生記」(渡辺泰、松本夏樹、フレデリック・S・リッテン、集英社、2860円)
今や、世界中で愛されるようになった日本のアニメだが、その歴史が語られる機会は、ほぼなかったと言ってもいい。100年以上前に礎を築いた3人のパイオニアの足跡をたどり、ひもとくことで知る日本アニメの始まり。彼らが存在しなければ、現在の隆盛はあり得なかった。