社台サラブレッドクラブ期待の2歳馬を紹介…栗東編

 こんにちは。先週の関東馬に続き、今回は社台サラブレッドクラブ所属の期待の関西馬6頭を紹介します。関西にもクラブゆかりの血統馬を始め、リーディング上位サイアーの産駒たちなど、デビューが待ち遠しい魅力的な馬たちがそろっていますので要注目です。

  • プログノーシス
  • プログノーシス

 最初に紹介するのが、【プログノーシス(牡、栗東・中内田充正厩舎予定、父ディープインパクト、母ヴェルダ)】です。父は昨夏にこの世を去りましたがビッグレースの勝ち馬を送り続ける存在感は健在。英スプリントG1・チェヴァリーパークSを勝ったヴォルダを姉に持つ母との大物感あふれる配合馬です。体の使い方や集団調教時にひときわ目立つ弾むようなフットワーク、そして瞬時の反応には、ディープインパクト産駒らしさを感じさせてくれます。現在の馬体重は480キロまで増え、体に丸みを帯び、コンディションも上昇中。今後しっかり乗り込みを強化することでシャープな体つきに変わってきそうです。着実に基礎固めが進んでおり、今後は様子を見て1ハロン14~15秒ペースの調教に移行していくそうです。

  • ラムダ
  • ラムダ

 次に紹介するのが、【ラムダ(牡、栗東・野中賢二厩舎予定、父ルーラーシップ、母プリンセスルシータ)】です。菊花賞馬キセキ、豪G1・コーフィールドCを制したメールドクラースを出した長距離砲の父。半姉にはフラワーC4着馬のエバープリンセス(父ハービンジャー)がいて、同じ牝系からはテイエムオペラオーの好敵手だったメイショウドトウの名も見えます。現在は北海道・社台ファームで調整されています。父の産駒らしく前向きの気性の持ち主で、四肢の全てに力が通い、馬体の伸縮があることによりストライドの大きい走りを見せています。現在の体重は498キロで体の張りと艶はいずれも良好。調教をセーブすることでオンオフをうまく使い分けられるように慣らし、強めの調教を取り入れながら、自立心が養われるよう一定のペースで乗り込みを続けているそうです。本格的に暑くなる前に栗東トレセン移動し、ゲート試験だけでもクリアしておくというプランも浮上しているとのこと。

  • ペリエドール
  • ペリエドール

 日本と香港のG1レースで6勝を重ねた名馬モーリスの初年度産駒、【ペリエドール(牡、栗東・池江泰寿厩舎予定、父モーリス、母ラルシュドール)】に注目が集まっています。母系はステイゴールド、サッカーボーイなどを出したダイナサッシュの系統。瞬発力と旺盛な勝負根性を脈々と後世に伝えています。現在は北海道・社台ファームで調整中。馬体重は580キロの超大型ながら動きには軽さが備わっており、体を持て余すことなく大きなストライドでスイスイと坂路を駆け上がっています。粗削りな面は残すものの、動き、時計ともに着実に良化を示し、牧場スタッフからは高い評価を得ています。当初あったハミ受けの位置が高いという課題も徐々にクリアしつつあり、学習能力の高さもお墨付き。早めに栗東トレセンに入厩させて、先にゲート試験を受けておくプランが現在浮上しているそうです。

  • ドリームマローネ
  • ドリームマローネ

 早々と4月9日にゲート試験を合格しているのが【ドリームマローネ(牝、栗東・吉村圭司厩舎、父ドリームジャーニー、母アドアード)】です。北海道・社台ファームから宮城・山元トレセンを経由して、3月28日に栗東トレセンに入厩しました。4月1日には初めてゲート練習を行い、吉村調教師からは「牧場でしっかりと教育されて行儀がいい」との評価を得ていました。さらに乗り込むため、11日に山元トレセンに放牧に出されており、夏の北海道シリーズでのデビューを目指していくようです。本馬は社台ファームでの調整で、しっかりとハミをとり、集中力あふれるアクションに定評がありました。気性面での成長を促すと共にトレーニングを重ね、デビューを目指すことになりそうです。父のドリームジャーニーは、スプリングS2着ヴェルトライゼンデ、ダイヤモンドS優勝のミライヘノツバサが出て今年好調だけに、血の勢いにも乗っていきたいところでしょう。

  • エンタイトルド
  • エンタイトルド

 種牡馬ストロングリターン4年目の産駒が【エンタイトルド(牝、栗東・高橋亮厩舎予定、父ストロングリターン、母シルヴァーグレイス)】です。父は朝日杯FS5着、シンザン記念で2着に入ったプリンスリターンなど、マイル前後で良さを出すスピードタイプの競走馬を送っています。北海道・社台ファームでの調整は、体の使い方が上達して持ち前のピッチ走法に磨きがかかってきました。しばらくはラスト1ハロンでピリッとした脚を使わせるような調教を心掛けて、瞬発力の強化に努めていく方針とのこと。5月2日生まれで現在の馬体重は438キロと、負荷を上げながら体重は少しずつ増えてきて成長を見せています。脚さばきが軽く、フォームが安定して走りに無駄がなくなってきました。暖かくなるまでは、基礎固めに専念して、筋力と推進力の増強を最優先に取り組んでいくそうです。

  • ムーンビード
  • ムーンビード

 そして最後に紹介するのが【ムーンビード(牝、栗東・友道康夫厩舎予定、父アメリカンファラオ、母イブニングジュエル)】です。1978年のアファームド以来、37年ぶり12頭目となる米3冠馬となった父譲りの荒々しく、力感あふれる動きが特徴です。やや頭が高いフォームで、現状は操縦性に課題が残っているものの「この時期からまとまっているより粗削りなほうが血統のイメージに近い」という考えで無理に抑え込まずに伸び伸びと走らせながら調整を進めているそうです。状態は高いレベルで安定していて、今後は腰に力をつけていくことで、推進エネルギーを無駄なく働かせるようになればさらに良くなりそうですね。完成は秋以降かもしれませんが、態勢が整えば夏の間にゲート試験だけ受けておくプランもあるそうです。

 これからも期待の2歳馬を紹介していきます。それでは。

上記の馬たちが所属する社台サラブレッドクラブでは、2020年度新規会員を募集中です。詳細については、ホームページ(https://www.shadaitc.co.jp/)をご覧ください。

POG2歳馬特集
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