「県総体だけは何とか」「地元開催だったのに」インターハイ中止に落胆の声

 1963年の第1回大会が開催されて以来、史上初めて全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まってから一夜明けた27日、静岡県内の関係者から落胆の声が上がった。今年は東北から九州の21府県で分散開催の予定だった。静岡では陸上がエコパスタジアムで行われることになっていた。26日に全国高校体育連盟がウェブ会議による臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮して中止という選択をした。大会開催に向け奔走していた県高体連陸上専門部の川口雅司委員長(韮山高教)は「せっかくの地元の全国大会だったのに残念。県内にはメダル候補も選手も多くいたのに、機会の場がなくてかわいそう」と、肩を落とした。

 陸上は楽しみな逸材が多かった。男子走り高跳びで昨年2位だった太田蒼翔(浜松市立3年)や女子やり投げで3位の田畑美羽(磐田農3年)、女子800メートルで5位入賞した仲子綾乃(浜松西3年)ら、優勝を狙える選手はいた。磐田北の男子1600メートルリレーなど上位進出に期待がかかった種目もあった。

 インターハイの予選も兼ねる県総体は各競技ごとに5月以降に各地で開催される予定だったが、すでに延期が決まっている。今月16日の第一回専門部委員長会では、県総体の開催に向けた準備を各競技団体とも進めていくことを確認している。開催の可否は今後の新型コロナウイルスの感染拡大の状況次第で、来月11日以降に決定する見込み。県高体連・武田知己会長(浜松工校長)は「全国高体連からの通知で県総体に準ずる大会はできるだけやってほしい、という連絡は受けている。3年生のためになんとか、次のステップに向かう舞台を作ってあげたい」と、改めて話した。

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