インターハイ中止…北海道高体連は28日に対応協議へ、指導者から進路への影響懸念する声も

バドミントン女子・とわの森三愛高の妹尾監督
バドミントン女子・とわの森三愛高の妹尾監督

 全国高体連は26日、臨時理事会を開催し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け今夏21府県で分散開催予定だった全国高校総体(インターハイ)の中止を決定。史上初の事態に道内関係者、選手からは不安と落胆の声が相次いだ。道高体連は28日に臨時理事会を開き、地区・道大会の開催可否を含み対応を協議する。

 発表を受け、道高体連の土居昌彦事務局長は「残念だが選手、関係者の安全と健康を第一に考えた決定。これを受け、28日の道高体連理事会で協議したい」と話した。

 指導者たちは、苦しい胸の内を明かした。バレーボールで今年1月の全国高校選手権(春高)に出場した恵庭南男子の山田卓哉監督(44)は「覚悟はしていたが、3年計画で強化してきたチーム。昨年の総体道予選では2位で全国出場権(1位チーム)を逃しただけに、今夏にかける選手の気持ちを思うとつらい」と言葉を絞り出した。

 中止となった3月の全国高校選抜に出場を決めていたバドミントン女子・とわの森三愛の妹尾将義監督(42)は「選抜の悔しさを高校総体で晴らそうと頑張ってきただけに残念。3年生には区切りとなるような新たな大会を開催してほしい」と希望した。

 旭川龍谷陸上部の阿部文仁監督(44)も「選手は(感染拡大による)部活休止後も高いモチベーションを維持し、自主トレを続けてきた。(中止により)秋の全道高校駅伝に希望をつなぎたいが、先が見えない。選手の気持ちをつなぎ止めることができるか…」と心境を吐露。札幌山の手高女子バスケットボール部の上島正光コーチ(76)も「強豪大進学や実業団を目指す3年生には、最大のアピール機会を失うことにもなる」と進路面の影響を指摘。初めての事態に戸惑いながらも、選手のために最善を尽くしていく。(小林 聖孝)

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