インターハイ3冠の桐生祥秀「今の中高生になんて声をかけたら…」 史上初の中止に心境明かす

桐生祥秀
桐生祥秀

 2016年リオ五輪男子400メートルリレー銀メダルの桐生祥秀(24)=日本生命=が26日、自身のツイッターを更新し、全国高校総体の史上初の中止を受け、「みんなで乗り越えよう」と思いをつづった。

 桐生は京都・洛南高3年時に、100メートルで10秒19の大会新記録をたたき出し、高校総体初優勝を飾ると、200メートルと400メートルリレーも制して3冠を達成した。各種大会が次々と取り止めとなる現状に「全中(全国中学体育大会)がなくなり、インターハイがなくなり、今の中高生になんて声をかけたら元気が出るのだろうか。中学生にはインターハイがあるから頑張ろう、高校生にはインカレや日本代表があるから頑張ろう、と俺は容易に言えない」と複雑な思いを明かした。さらに「大きい目標は大事だけど、目の前の目標も大事。その時夢中になるのが最高に好きだったから。その時その時思い切り走って練習したからこそ、今の自分がある」と回想。一つ一つ課題をクリアして高みへ登ったからこそ、その過程の重要性は身をもって感じている。

 全国高等学校体育連盟(全国高体連)はこの日、ウェブ会議による臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏に東北から九州の21府県で分散開催される予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止を全会一致で決定した。競技中だけでなく移動や宿泊による感染リスクが大きく、生徒らの安全最優先で判断。各競技の全国高校選手権を統合して1963年から始まった全国高校総体の中止は史上初めて。

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