藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本康広厩舎=は、4月25日の福島1Rでシルバージャックを勝利に導き、女性騎手として初めてJRA通算100勝を達成した。JRA初勝利は2016年4月10日の福島9R(サニーデイズ)。同年3月5日のJRA初騎乗から、通算2150戦目でのメモリアルVとなった。
好スタートから手綱を押し先手を奪ってレースを組み立てると、直線でも楽な手応えで独走。後続に5馬身差をつける圧勝だった。菜七子は「JRA100勝までの道のりは、けがなどもあって、なかなか思うようにはいきませんでしたが、周りの方々のサポートや応援のおかげでこうして無事達成できたことに感謝しています。福島競馬場でたくさんのファンに囲まれて初勝利した時とは違って、無観客競馬での記録達成はすごく寂しく、早く皆様が競馬場に来場できるようになってほしいと願っています」とコメントした。
先週の18日に福島1Rをサノマナで勝って通算99勝目。王手をかけてから16戦目での勝利となった。
すでに昨年12月には、JRA所属馬による地方での勝利を合わせての通算100勝を達成。今年1月には、見習騎手卒業となる101勝目を挙げていた。