【王手報知】今こそ詰将棋でおうち時間…伊藤果八段出題の精選15問

「詰ます前に捨てる快感味わって」という伊藤果八段
「詰ます前に捨てる快感味わって」という伊藤果八段

 外出自粛による巣ごもり生活を送るスポーツ報知読者の皆さま、今こそ詰将棋を! 1977年から本紙の詰将棋連載を担当している伊藤果八段(69)が極上の3~7手詰め問題を出題してくれました。ハタス先生いわく「藤井君(聡太七段)なら合計30秒で解いちゃいますよ」と語る精選15問です。初心者の方も、どうぞチャレンジしてみてください!

 頭ほぐして 詰将棋? やったことないけど、なんだか難しそうだなあ…という人にとって、新しい一歩を踏み出すための史上最大の好機が到来している。楽しく、かつ脳のエクササイズに。巣ごもりライフにこそ詰将棋である。

 他ならぬ伊藤八段も、出口の見えない外出自粛生活に悲鳴を上げ始めている。「正直、参っていますよ…。外に出るといえば、たまーに行くスーパーとコンビニだけ…。もう限界を超えてます。海に向かって何か大声で叫びたいような気分です」。心の支えになっているのは、やはり詰将棋の創作。3月に入って120作を完成させた。「発表の予定がないものをたくさん…。昨日も31手詰めと37手詰めを作ったばかりです。やっぱり私にとっては何よりリラックスできる時間。趣味と実益を兼ねてますね。まあ9割は趣味なんですけど…」

 今回、読者のために選んだのは3、5、7手詰めの自信作ばかり。「詰将棋を始めていただくには最大のチャンス。ぜひチャレンジしてほしいです。別に解けなくたっていいんですよ。答えを見て『なるほどぉ~』と感心するだけでも」

 「詰将棋世界一」と誰もが口をそろえる藤井七段が解けば、伊藤八段予想だと30秒でコンプリートしてしまう15問だ。「3手詰めなら、できれば1問30秒。5手詰めは1分でOK。7手詰めは、2分でなんとかしていただきたいです」

 ヒントは大駒にあり。「詰ます快感の前に捨てる快感を味わってほしいですね。飛車角をダイナミックに捨てて詰ましたら、詰将棋の魅力が分かるはずです」。駒と一緒になって、つまらない日々に別れを告げよう。(北野 新太)

 ◆伊藤 果(いとう・はたす)1950年9月16日、京都市生まれ。69歳。故・高柳敏夫名誉九段門下。小5で将棋と詰将棋を始め、63年に奨励会入会。75年、四段(棋士)昇段。80年、連勝賞。81年、新人王戦準優勝。2011年引退。19年、東京将棋記者会賞受賞。弟子に及川拓馬六段、上田初美女流四段ら。詰将棋作家として81年に塚田賞受賞。77年3月7日付から本紙への寄稿を始め、現在は火・木曜付社会面に連載中。作品集に「果し状」など。

 【詰将棋のルール】

 〈1〉駒の機能は通常の将棋と同じ〈2〉攻方(せめかた、攻める側)が王手の連続で詰ます〈3〉攻方は最短手順で詰ます〈4〉玉方(ぎょくかた、守る側)は最長・最善の手順で詰みを逃れる〈5〉玉方は王将以外の残り駒を全て合駒(攻方の駒の利きを遮断する駒)に使える〈6〉玉方は無駄な合駒をしない。

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