競輪界最高峰ダービーの中止が決定…G1以上“特別競輪”89年以来6度目

村上義弘
村上義弘

 5月5日から10日まで開催予定だったG1「第74回日本選手権競輪」が新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から中止となることが24日、決まった。この日午前、静岡市の田辺信宏市長が定例会見で発表した。G1以上の“特別競輪”の開催中止は89年のグランプリ以来、6度目。

 競輪界最高峰のレース・日本選手権(ダービー)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止が決定した。今月7日に7都府県に緊急事態宣言が出され、16日には全国にも「―宣言」が出されていた。

 静岡競輪を主催する静岡・田辺信宏市長はこの日、定例会見で、「5月5日から10日まで静岡競輪場にて開催を予定しておりました第74回日本選手権競輪については、断腸の思いではありますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、中止することを決定いたしました。これまで競輪ファンの皆さんに楽しんでいただきたいという思いで、無観客による開催を模索してまいりましたが、無観客であっても、開催にあたっては、どうしても参加選手や関係者の移動を伴うことから、この先の感染拡大を左右する重要なこの局面において、苦渋の決断をしたところです」と説明。

 静岡競輪場の公営競技事務所の山梨正則所長は「ダービーは全国から選手が多数参加します。分宿の手も考えて開催を進めてきましたが、静岡市内にも新型コロナウイルスの感染も広がり、ここで何かあったら、競輪の存続問題にもなりかねない」身を切る思いで話した。

 今年で74回を迎えるダービーは歴史があり、優勝賞金(今年は6610万円)も破格。162選手が覇を競う競輪界の「日本一」を争う大会。94年静岡で開催された総売り上げ430億1370万5100円はグレードレースの最高。昨年のダービー(松戸)は135億8168万5600円だった。

 ダービーが中止されるのは後楽園競輪場で予定された61年以来、2度目。当時は全国争覇競輪の名称で開催されたが、警備上の問題などで東京都が開催を返上した。

 村上義弘「日本選手権競輪の中止が決定となり、選手として大変残念に思います。こういう時こそ競輪界としても、医療従事者に対する援助や、コロナ問題に関しての様々な社会貢献ができるのではないかと思います。今は新型コロナ問題の一日も早い終息を願うとともに、競輪選手としての自分に何が出来るのかを考えたいと思います。これからも競輪選手として、レースでファンの皆さんを元気づけられるように頑張っていかなければならないと思います」

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