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【浦和】19年度営業収入は過去最高の82億円も…立花社長、今季はコロナ影響で大幅減収を覚悟

ウェブ会議アプリで記者会見した浦和の立花洋一社長
ウェブ会議アプリで記者会見した浦和の立花洋一社長

 J1浦和は24日、定時株主総会で2019年度の決算報告を行った。営業収入は過去最高の82億1766万円となり、クラブ史上初めて80億円を超えた。

 純利益は6198万円となり、9年連続で黒字を確保した。ACLのホームゲームを含む総入場者数は80万2786人で、前年比12万1211人が増加。一方で、リーグ戦の平均入場者数は、チーム成績の低迷と開催日の平日振り替えなどが重なったため、前年度比1318人減の3万4184人となった。

 19年度の入場料収入は23億円。今季は新型コロナウイルスの影響で公式戦が中断しており、入場料収入の大幅減が避けられない状況だ。株主総会後にウェブ会議アプリ「Zoom」で記者会見した立花洋一社長(60)は「経営に関しては大きな影響があることは避けられないが、我々は一丸となって浦和レッズの存在意義を改めて確認して、存続にむけて全力を尽くしていきたい」と決意を述べた。

 公式戦は6、7、8月と3パターンの再開案が想定されるが、再開のメドは見えず。無観客試合での再開が想定されている。立花社長は「年度計画は見直します。(入場料収入は)昨年の実績同様の23億円を上回るくらいの計画だったが、それがある意味なくなってしまうと理解しています」としつつ、「収入をいかに減らさず、費用をいかに削減するかを社内でプロジェクトチームを立ちあげて取り組んでいく」と語った。

 浦和は14年に一部サポーターが差別的表現ともとれる横断幕を掲げた処分として無観客試合を経験している。「ファン・サポーターのために戦う浦和レッズとして『無観客試合は避けたい』と申してきたが、今こういう状況でJリーグの総意としてそういう形で試合が行われることになれば、我々はそれに備えなければならない」と話した。

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