ファンの間で注目度上昇中、ノムさんシダックス時代の03年動画…再生3万1700回

シダックス監督時代の野村克也さん
シダックス監督時代の野村克也さん

◆第74回都市対抗野球決勝 シダックス4―5三菱ふそう川崎(03年9月2日・東京ドーム)

 野球を見ることができず、寂しい思いをしているファンの間で注目度が高まっているVTRがある。日本野球連盟(JABA)のYouTube公式チャンネル「JABA station」で配信されている「都市対抗プレイバック」シダックス対三菱ふそう川崎(03年決勝)だ。

 シダックスを率いるのは、故・野村克也監督。阪神の監督を辞任した翌年の02年秋にGM兼監督に就任し、最初の都市対抗野球で決勝へ導いた。全身が赤のユニホームで采配を振るう懐かしい映像を見ることができ、敗れたとはいえ4―5の大熱戦。15日にアップされると再生回数は日ごとに増加し、20日午後3時の時点で約3万1700回に上る。

 新型コロナウイルスの影響で社会人の各大会が中止になり、YouTubeでの話題提供が難しい状況に。苦肉の策のVTR配信だったが、過去最高の再生数を記録するヒットとなった。「ファンの皆さんが、それだけ野球を欲していたということでしょうか。亡くなった野村監督が指揮を執った名勝負でもありますからね」とJABA事務局は分析する。

 クライマックスは7回表。シダックスが3―0から同点に追いつかれ、なお1死一、三塁という状況で初球スクイズを決められた場面だ。当時の捕手、坂田精二郎・現立正大監督は「野村監督は『申し訳なかった。俺の責任だ』と言いましたが、自分が慎重に初球を入っていれば…。球界を引退しても、会えば、いつもこの試合の話になるんです」と思い出を語る。野村監督がアマチュア球界に残した名勝負には、“野球ロス”を忘れさせるほどの熱さがある。(浜木 俊介)

 ◆JABA station 社会人野球の情報を発信するため、昨年6月にスタートした。20日午後3時での登録数は約2700件。まだ知名度が高くないだけに、3万を超す再生回数は特筆に値する。ちなみに、同じく15日に配信されたホンダ熊本といすゞ自動車の決勝戦(02年)の閲覧数は、20日午後3時で約6700回。

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