箱根駅伝初出場を目指す駿河台大の徳本一善監督らが予定より3週間遅れでケニアから帰国 新型コロナ禍

徳本一善監督
徳本一善監督

 箱根駅伝初出場を目指し、ケニアで強化合宿を行っていた駿河台大の徳本一善監督(40)らが19日、成田空港着の航空機で帰国した。石山大輝主将、エース吉里駿(いずれも4年)ら主力選手は春休みを活用し、2月1日からケニアで合宿。3月29日に帰国するはずだったが、合宿が始まった後、世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、ケニア国内の空港が一時封鎖されたため、帰国の予定が大幅に遅れた。第1陣は7日に帰国したが、徳本監督はじめ一部の選手は座席が足りなかったため、予定より3週間遅れで、ようやく日本に戻った。徳本監督は成田空港で検疫を受けた後、スポーツ報知の電話取材に応じ「選手も私も健康状態に問題はない。元気です」と話した。

 徳本監督によると、ケニア国内の状況が3月下旬に一変したという。「それまで、ケニアの警察チームと外で練習できていましたが、3月26日以降、外出できなくなりました。4月になった後、借りていたアパートの部屋でミーティングをしていたら、警官が踏み込んできて警察署に連れて行かれました。2時間ほどで帰してもらえましたけど。4人以上、集まってはいけない、ということでした。それからはホテルに移り、順番でトレッドミルで各自練習をしました。それでも標高1700メートルはある場所だったので、それなりに心肺機能を追い込めました」とケニアの生活の様子を話した。当初、1年間、休学し、ケニアに留学する予定だった宮内雄大(4年)も現地の状況が大きく変わったため、この日、帰国した。

 現在、駿河台駅伝部はチームとして活動自粛中。各自、単独で自主練習を続けている。徳本監督はケニア滞在中、大学、チームと電話やメールで連絡を取り合って対応した。地方への移動を抑制するという観点から多くの部員は帰省せずに選手寮に残っているが、一部の選手とその家族は帰省を強く要望し、選手寮を離れたという。今後、徳本監督は2週間、隔離生活を送ることになるため、電話やメールで“リモート指導”を続ける。

 駿河台大は昨年10月の箱根駅伝予選会で12位。10位までに与えられる本戦出場に迫った。先行きが見えない厳しい状況の中、念願の箱根駅伝初出場に向けて走り続ける。

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