新型コロナウイルスの感染拡大で、世界的にマスクや防護服など医療用の装備品が不足する中、米スポーツ用品大手「アンダーアーマー」が医療従事者向けにマスクなどの生産を始めた。メリーランド州ボルティモアの工場で約50人の設計・製造チームを結成。折り紙のように折って着用するマスク、顔を覆うフェースシールドなどを準備しており、完成後は地元の医療機関に供給する。
マスク50万枚と、ファニーバッグ(携帯用の小型バッグ)5万個、フェースシールド1300枚を生産し供給する予定。マスクは週10万枚ペースの生産を目指す。日本総代理店のドームの担当者も「日本でも何かできないか検討しています」と話している。スポーツメーカーでは、米国のニューバランスもマスク製造を開始している。