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片岡篤史氏もコロナ感染…4月上旬に発熱、8日から入院をYouTubeで報告

スポーツ報知
片岡篤史氏

 阪神OBで2018年までヘッド兼打撃コーチを務めた片岡篤史氏(50)が14日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、新型コロナウイルスに感染したことを告白した。黒い背景に白い文字で「いつも動画をご視聴頂いている皆様へ」と記された画面から始まった動画は衝撃的な内容だった。

 鼻にチューブをつけた片岡氏は、寝間着姿でベッドに横たわりながら息苦しそうに口を開いた。「皆さんこんばんは。片岡篤史です。私、コロナウイルスに感染してしまい、4月8日から入院しています」と消えそうな声で切り出した。

 関係者によると、片岡氏は今月上旬に発熱。病院で肺炎と診断され、その後の検査で新型コロナウイルスの感染が判明した。動画は自ら撮影したものを関係者に転送。「ファンにはちゃんと報告したい」という片岡氏の意向で公開を決めたという。関係者は「呼吸がうまくできないというメールは来ますが、連絡は密に取れています」と話した。

 片岡氏は19年10月に「片岡篤史チャンネル」を開設し、YouTuberとしてデビュー。PL学園、プロ野球界で培った人脈を駆使し、清原和博氏、桑田真澄氏、山本昌氏ら大物ゲストを招いて軽妙なトークで話題をさらってきた。13万人超の登録数を誇る人気コンテンツとなっているが、12日に更新した動画でストックが尽きた。

 「皆さんに見てもらっている動画(8日以降の3本)はストックしてもらっているものであって、動画が更新されなくなったら、ストックしている動画がなくなったと思って下さい」と内幕を明かした。野球界では藤浪ら阪神の3選手がPCR検査で陽性となった。近鉄、日本ハム、楽天で監督を務めた梨田昌孝氏も感染し、現在は集中治療室に入っている。

 片岡氏は「今、コロナで世の中、大変なことになっていますので、皆様も今まで以上に十分、予防して頂いて、感染されないようにして下さい」と言葉を絞り出した。2年前までグラウンドで指導に全力を注いでいた熱血漢も、脅威のウイルスに侵された。

 ◆片岡 篤史(かたおか・あつし)1969年6月27日、京都府生まれ。50歳。PL学園高では87年に立浪(元中日)らと甲子園春夏連覇。同大を経て91年ドラフト2位で日本ハム入団。2001年オフにFA権を行使して阪神に移籍。ベストナイン2度、ゴールデン・グラブ賞を3度獲得。06年の現役引退後は10~12年、16~18年と阪神の打撃コーチなどを歴任。通算1569試合に出場し、打率2割7分、164本塁打、717打点。188センチ、92キロ。右投左打。

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