【五輪の花】バスケ新戦力のロシター・ライアン、左手首に日本愛のタトゥー「いまここ」

ロシター・ライアン
ロシター・ライアン

 44年ぶりに東京五輪出場を決めたバスケットボール男子代表に新戦力が現れた。19年12月に米国出身のロシター・ライアン(30)が日本国籍を取得した。

 206センチ、107キロ。B1初代王者の宇都宮に所属し、18―19シーズンは1試合平均19・8得点でリーグ8位、リバウンド11・3本で同2位、アシスト4・8本で同9位、ブロック0・9本で同8位と4部門でトップ10入り。攻撃力、守備力、スピードを兼ね備え、20年1月のオールスターにはファン投票1位で出場するなど人気も高い。

 帰化への動きが始まったのは2年前。「日本で長く過ごし、ここが自分のホームのように感じた」という。日本愛にあふれ、既に日本語の聞き取りはほぼ理解できる。昨年夏にはニューヨークで左手首に「いまここ」とひらがな4文字のタトゥーを入れた。相田みつを氏の詩から引用したお気に入りの日本語。「(事故で亡くなった元NBAのスター)コービーの件があったように、いつ人生が終わるか分からない。今の瞬間を楽しみたい」と、日本で出会った言葉を胸に刻み、プレーする。

 2月24日のアジア杯予選・台湾戦で初めて日の丸を背負うと、うれしそうに「周りも『似合う』と言ってくれた」。チーム最多タイの17得点、19リバウンドの“ダブルダブル”で白星に貢献。大いにアピールした。バスケットボールは国籍を変えた選手の国際大会の登録は1国1人と決まっている。五輪の延期で本番までは1年3か月。18年4月に日本国籍を取得し、21年ぶりのW杯自力出場に導いたファジーカス・ニック(34)=川崎=ら帰化枠の争いも激化するが、“競争”こそが日本代表の強化につながる。「五輪は子供の頃からファンのように見ていた。その一部分になれると思うと、すごくエキサイティング」と、代表入りを狙っている。

 ◆小林 玲花(こばやし・れいか)サッカー「ドーハの悲劇」と同じ1993年10月28日、福井市生まれ。26歳。小3~高3までバスケットボール部。2016年入社。バスケ、体操、スポーツクライミングなどを担当。

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