陸上短距離・犬塚渉がスズキ加入「五輪の舞台へ!」1年延期を追い風に

スズキアスリートクラブの一員として練習を重ねる犬塚
スズキアスリートクラブの一員として練習を重ねる犬塚
練習の合間に仲間と談笑する犬塚
練習の合間に仲間と談笑する犬塚

 スズキが支援する陸上競技チーム「スズキアスリートクラブ」に、浜松出身でこの春順大を卒業した犬塚渉(22)が加入した。浜名高時代の2015年には、飯塚翔太(28)=ミズノ、藤枝明誠高出=らと出場した国体400メートルリレーで優勝したスプリンター。東京五輪が1年延期になったことで、伸び盛りの若手にも十分チャンスはありそうだ。社会人1年生の犬塚が、地元企業からの飛躍を誓った。

 浜松生まれの快足スプリンターが、スズキの一員として新たなスタートを切る。18年の日本選手権男子200メートルで5位入賞した犬塚は「地元の企業の看板を背負って五輪の舞台に立ちたい。自分のやりたい競技が出来るのはうれしい」と、社会人選手として思いを語った。

 ケガに泣いた大学生活だった。1年時に左足甲を痛め、2年時は右太もも裏を肉離れ。3年時に負傷した右膝は、4年生になっても痛みが続いた。「うまくいかないことが多かった」。苦労が多かった分、助けてくれた周囲への感謝の思いが強くなった。「コーチ、仲間、トレーナーなど、自分に関わってすべての人のおかげで今がある」。現在は、ケガもなく順調にトレーニングを積めている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツ界でも大会の中止や延期が続く。陸上も公式戦開催のめどが立たず、社会人デビューとなる大会も現時点では不透明。それでも「のんびり時間があるので」と、焦りはない。むしろ、東京五輪の開催が1年延期となったことで「来年に向けてゆっくりできるのは大きい」と、目を輝かせた。

 100メートル、200メートルだけでなく、高校1年時に全国総体を制した1600メートルリレーでの出場も視野に入れる。「200をやっていれば、400もいける。マイル(1600メートルリレー)も狙っていきたい」。スズキでの新人研修後は、練習拠点の順大のある千葉に戻る予定だったが、首都圏で緊急事態宣言が出されたため、最短でもGW明けまで浜松に残りトレーニングを続ける予定。社会人1年目から活躍して、22人の仲間と共に「スズキ」の名を世界にアピールする。(塩沢 武士)

スズキアスリートクラブの一員として練習を重ねる犬塚
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