志らく「次作クランクインしてたら死ななかった」大林監督を追悼

立川志らく
立川志らく

 TBS「グッとラック!」(月~金曜・朝8時)では13日、司会の立川志らくが10日に肺がんで亡くなった大林宣彦監督(享年82)をしのんだ。

 「私は監督にはものすごく甘えまくってました」と切り出したあと、「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」にワンシーンだけ出演したこと、志らくが監督した自主映画に出演してもらったことや、大林作品の舞台化についてのエピソードを披露した。

 「あした」という作品の舞台化を監督の下に直談判に行ったら、「君が『転校生』だとか『さびしんぼう』をやりたいというなら、僕を利用しているにおいがして断ろうと思ったけど、『あした』ならいいよ。僕が初めて何のしがらみもなく好き勝手作った映画で、試写会の時に僕のファンが途中で席を立っちゃった記念すべき作品。それを舞台化したいというなら、どれだけ僕の作品を愛してくれているかという証しだからやっていいよ」と快諾してもらったという。

 また、余命3か月の宣告を受けたときいて、試写会の時に声をかけた際、「大丈夫。大丈夫。僕は映画さえ作っていたら僕は死なないよ」と話していたとし、その言葉通り「花筺(はながたみ)」「海辺の写真館 キネマの玉手箱」を制作した。「もし3作目にクランクインしていたら監督は死ななかったと私は思います」と述べた。

 さらに黒澤明監督の映画による平和実現への意志を継いだ話をし、「くしくも今は(新型)コロナとの戦争です。監督が一体この状況をどう見ていたのか、いっぺん話をしたかった。できなかったのが無念」とした。

 「監督にいただいた言葉は、私の舞台を見た後に握手をしてくれて『志らくさんはもっともっと芸能の神様にかわいがられるよ』。私はその言葉を宝物にして、生きていこうと思っています。監督の劇場は、映画はこれでクランクアップしたけど、天国でクランクインしていると思う」と時折、目をしばたたかせながら語った。

 さらに特集コーナーでは映画出演の際のきっかけや大林作品の魅力にも言及。「監督の映画のすごさは、我々が伝えていかなくてはならない。反戦のイメージがあるけど、基本はファンタジー。ただのファンタジーと違うのが、大人のファンタジー。異常さとファンタジーが融合したものすごい世界を作った」とした。

 最後に「早く死にすぎだよ。30年生きるっていったんだから」と、さびしさをにじませた。

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