「報ステ」富川悠太アナがコロナ感染…徳永有美アナら自宅待機、13日から小木&森コンビに

スポーツ報知
新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た主な日本の著名人

 テレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)で月~木曜のMCを務める同局の富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウイルスに感染したことが11日、分かった。12日に同局から発表される予定で、13日から出演を見合わせる。2016年4月から古舘伊知郎氏(65)の後任として“テレ朝の顔”を務めている富川アナ。報道番組のMCが感染したのは初めてのケースになる。

 関係者によると、富川アナは9日の番組終了後に体調不良を訴えたという。その後、PCR検査を受け、この日、陽性反応が確認された。

 同局ではともに月~木曜のメインキャスターを務める徳永有美アナ(44)や番組で濃厚接触したとみられるスタッフら約20人を自宅待機に。金曜日のMCを務める小木逸平アナ(45)は「サンデーLIVE!」(日曜・前5時50分)にもレギュラー出演しているが、12日の放送は出演を見合わせる。月~金曜で出演している森川夕貴アナ(26)は10日の放送を休んだが、関係者によると「濃厚接触者ではなく、あくまで念のため」という。

 緊急事態宣言や外出自粛要請などで在宅者が増える中、ドラマなどテレビ番組の視聴率は軒並みアップ。特に新型コロナウイルスの感染拡大を伝える報道番組や情報番組の注目度は各局とも著しく、報ステは世帯視聴率20%を超える日もあった。その看板番組のMCがまさかの感染という緊急事態。13日からの番組は徳永アナも出演を見合わせ、小木アナと10日に森川アナの代理も務めた森葉子アナ(33)の2人態勢で臨む。森川アナの出演は未定。

 万全の予防対策を取っていた。報ステでは毎日出演者ら全体で打ち合わせを行っていたが、感染拡大とともに細かく5~6人の少人数に分けて実行。毎回終了後に行ってきた反省会も中止していた。局内もフロアの通気をよくしたり、各箇所に消毒用アルコールを設置。スタッフ同士も接点もなるべくなくすように努めていたが、それでも感染者は出てしまった。

 富川アナは99年入社。元高校球児の爽やかさと持ち前の体力で、報道番組でリポーターを務めた。「疲れているのを見たことがない」(関係者)というバイタリティーで、昼に事件現場をリポートした夜にヘリコプターで夜景を中継するなど飛び回った。古舘氏の後任としてMCに就任する際は、39歳だったこともあり不安説も流れたが、ガッツと笑顔で夜のお茶の間に浸透。人気番組を支え続けてきた。

 テレビ朝日では9日にグループ会社の30代女性社員の感染が確認されている。

 ◆富川 悠太(とみかわ・ゆうた)1976年9月3日、名古屋市生まれ。43歳。横浜国立大教育学部卒。99年テレビ朝日入社。同期は進藤潤耶アナ、武内絵美アナ。バラエティーから報道まで幅広く活躍。「報道ステーション」(04年4月)、「報道ステーション SUNDAY」(11年10月)に番組開始から出演し、16年4月からメインキャスターを務める。身長175センチ。

 ◆徳永 有美(とくなが・ゆみ)1975年8月14日、金沢市生まれ。44歳。大妻女子大卒業後、98年にテレビ朝日に入社。02年「スーパーモーニング」で人気を博し、04年から「報道ステーション」で1年間スポーツコーナーを担当。05年3月に「ウッチャンナンチャン」の内村光良と結婚し、同局を退社。2児の母。18年10月からフリーとして13年ぶりに「報道―」に復帰した。

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