【浦和】年間シート払い戻し検討…シーズン再開不透明で収入に打撃も

スポーツ報知
声援を送る浦和サポーター

 浦和は11日、新型コロナウイルスによる試合延期により、すでに販売しているシーズンチケットを払い戻した上で、別途優先販売を実施する方策を検討していることを公式ホームページで発表した。これまでは延期になった試合でも、ホーム・埼玉スタジアムで行われる対象の全18試合で活用できる方向で調整してきた。価格はプレミアムシートの15万3000円から大人自由席の3万3300円など(いずれも税込み)。しかし事態の深刻化を受け、リーグ再開後も感染拡大防止の観点から、シーズンチケットの座席に案内できるのか見通せない状況となっていることを説明。詳細は再開日程が確定し、販売スケジュールが見えた段階で決定するとした。

 浦和の場合、シーズンチケットでの観客割合は、1試合でスタジアム全体の約3割に当たる2万人。関係者は「チケット収入の根幹を占める」と語る。Jリーグ全体を対象とした2019年の観客調査(対象1万7066人)によると、チケット入手方法はシーズンチケットが最多の46・4%。浦和以外でも同様の対応策は検討されており、各クラブが経営面で大打撃を被ることは確実だ。

 現在Jリーグでは、再開時の感染防止策として、座席の間隔を空けてスタジアム収容率を50%とすることを検討中。しかしクラブによっては、スタジアムの5割以上をシーズンチケット購入者が占める試合もある。その場合、すべての購入者を収容できない可能性が浮上する。

 今後さらに中断が長引けば、試合数の削減が避けられなくなり、購入者から払い戻しを求める声が高まる可能性もある。一方でシーズンチケットがなくなれば、毎年のように同じ席で観戦してきたサポーターがチケットを入手できなくなるケースも想定される。6月初旬を目指すJリーグ再開への道筋もいまだ見えない中、クラブ、サポーター双方が、大きな痛みを負いかねない状況になってきた。

 ◆シーズンチケット ホームゲームの全試合分の入場券をまとめて購入することで、シーズンを通して同一席、同一席種で観戦できる。クラブによってシーズン半分のハーフチケットなどもある。1試合ごとに買う金額よりも、3~4割安く設定されることが多く、シーズン開幕前に販売される。Jリーグで、観客のシーズンチケット率が高いクラブは50%を超える。海外では80%を超えるクラブもあり、ドイツのドルトムントなどは新規購入のためには、10年待たないといけないといわれる。

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