【羽生結弦の「カギ」】(2)スケートカナダ「『自分は羽生結弦なんだ』ってまた、言い聞かせながら練習したい」

フィギュアスケートGPスケートカナダで優勝し、表彰式でフリー曲「Origin」のバイオリン・ムーブを披露する羽生結弦
フィギュアスケートGPスケートカナダで優勝し、表彰式でフリー曲「Origin」のバイオリン・ムーブを披露する羽生結弦
男子SPで演技する羽生
男子SPで演技する羽生
エキシビションで「パリの散歩道」を披露する
エキシビションで「パリの散歩道」を披露する
練習中に髪をかき上げる羽生
練習中に髪をかき上げる羽生

 2013年から4度目の挑戦にして、羽生結弦(25)=ANA=が初めてスケートカナダで優勝した。ショートプログラム(SP)は3回転半(トリプルアクセル)で満点の出来栄えを引き出し、当時の自身の世界最高得点に迫る109・60点をマークした。フリーでは4回転トウループ―オイラー―3回転フリップの連続技を世界初成功。212・99点、合計322・59点で、ともに自己最高得点を更新した。

 フリーの演技を終えた羽生がほえた。「勝ったー!」。覚悟を持って臨んだ戦い。見守った全ての人に届いた魂の叫びだった。「自分に勝った」「スケートカナダで勝った」。GPシリーズ自身初戦で、迷いを打ち破ってみせた。

 「320点を超えたのが本当に久しぶりだったっていうのもありますし。ヘルシンキのワールド(17年世界選手権)以来だと思うので。あの時はまだ、エレメンツ(組み込めるジャンプ)が1個多いですけど。あの時以来に、久しぶりにいい演技が出来たので。これからまた、自信を持って、『自分は羽生結弦なんだ』ってまた、言い聞かせながら練習したいなと思っています」

 初戦のオータム・クラシックで得点が伸びずに自問自答した。「自分がやってきている道が本当に正しいのか」。前後に難しいステップを組み込み、曲中の音に合わせて跳ぶ。羽生にとって、ジャンプは表現の一部。評価されたことに安堵(あんど)した。「今回の試合で、自分がやってきたことが少し肯定されたような感じがした」。美の追求は続く。羽生が羽生であるために。(ペン・高木 恵、カメラ・矢口 亨)

フィギュアスケートGPスケートカナダで優勝し、表彰式でフリー曲「Origin」のバイオリン・ムーブを披露する羽生結弦
男子SPで演技する羽生
エキシビションで「パリの散歩道」を披露する
練習中に髪をかき上げる羽生
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