◆中国六大学野球春季リーグ戦▽第1週 東亜大4―1広島文化学園大(4日・倉敷マスカットスタジアム)
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、当初の予定通りの日程で、観客を入れて開幕した。
開幕戦では、プロ注目で東亜大の最速151キロ右腕・中内亮太投手(4年)が1失点10奪三振で完投した。MAXは148キロを計測。内野安打4本に抑え、視察した3球団のスカウトにアピールした。「(開幕を)決めてくださった上(連盟)の方には感謝したい。試合ができてよかった」と、野球ができる喜びをかみしめた。
中内亮は主将に加え、寮長も務める。部員には手洗い、うがい、消毒を徹底させ、日用品の買い物以外の外出は禁止。食事は全員でしないように心がけている。宮本龍監督は「パチンコ店だけは巡回している」と、目を光らせる。部員から感染者が出ない努力を続けて優勝を目指す。