コロナ陽性、元楽天監督・梨田昌孝氏が集中治療室へ―28日発熱からわずか4日で

今年2月、沖縄で行われていた中日キャンプを訪れた梨田氏
今年2月、沖縄で行われていた中日キャンプを訪れた梨田氏
新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た主な著名人
新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た主な著名人
梨田氏の体調の経過
梨田氏の体調の経過

 18年6月まで楽天で監督を務めていた野球評論家の梨田昌孝氏(66)が1日、新型コロナウイルスに感染したことをマネジメント会社が発表した。前日の3月31日に大阪府内の病院で重度の肺炎と診断されて入院。この日、新型コロナウイルス陽性が判明した。現時点では感染経路は不明。球界では阪神3選手がこれまでに感染したが、監督経験者は初めてで、今後の状態が心配される。

 またしても新型コロナウイルスが猛威をふるった。マネジメント会社「トゥルーマサ」によると、梨田氏は3月25日に倦怠(けんたい)感を訴え、28日に発熱。30日に呼吸困難の症状が出たため大阪府内の病院に行った。31日には、重度の肺炎と診断されて入院。この日、新型コロナウイルス陽性が判明した。現在は回復を目指し集中治療室(ICU)に入っているという。現時点で感染経路は明らかになっていない。

 同社は、梨田氏の家族の理解と許可があって感染を公表。入院するまでの間は同居する家族とともに自宅で静養していたといい、「いつも応援してくださっているファンの皆様に、多大なるご迷惑とご心配をお掛けしておりますことをお詫(わ)び申し上げます。本人も病状の回復に全力で努めておりますので、医療機関や自宅への取材及びお見舞い、お問い合わせなどはご遠慮いただき、どうか静かに見守って頂けますと幸いです」とのコメントを発表した。

 球界では阪神の藤浪晋太郎投手(25)、伊藤隼太外野手(30)、長坂拳弥捕手(25)が既に感染。3選手ともPCR検査で陽性反応が出た26日も発熱や倦怠感などの症状はなかったが、隔離の目的もあって入院した。軽症ではあったが、活動休止となるチームも相次ぐなど影響が広がっている。

 梨田氏は1972~88年に強肩の捕手として近鉄で活躍。現役最終年の88年には、優勝の可能性を残したロッテとのダブルヘッダー「伝説の10・19」で、1試合目の同点の9回2死二塁で起死回生の勝ち越し適時打を放った。監督としても2001年に近鉄、09年に日本ハムでリーグ制覇。近鉄が消滅した04年にも指揮を執っており、「近鉄最後の監督」にもなった。16年からは3球団目の指揮となる楽天の監督に就任。18年には成績不振で6月に辞任した。心労も重なり体重は10キロほど減っていたが、時には打撃投手を務めるなど周囲に明るくふるまった。

 楽天退団後は、野球評論家として活動。NHKの解説も務め、球場にもたびたび姿を見せていた。だじゃれを交えた軽快なトークは人気で、選手からの信頼も厚かった。

 日本ハム監督時代に主力だった森本稀哲氏(39)は、自身のツイッターに「梨田さん 早く良くなる事をお祈りしています!!」とつづるなど、ファンからの回復を願うコメントもSNS上に寄せられた。66歳となっても元気な姿を見せていた梨田氏の回復を祈るばかりだ。

 ◆梨田 昌孝(なしだ・まさたか)1953年8月4日、島根・浜田市生まれ。66歳。浜田高から71年ドラフト2位で近鉄に入団。88年に現役引退するまで捕手として3度のベストナイン、4度のダイヤモンドグラブ(現ゴールデン・グラブ)賞を受賞した。93年にコーチとして近鉄に復帰し、2軍監督を経て2000年に監督就任。球団がオリックスと合併した04年秋に退団。08~11年に日本ハム、16~18年6月まで楽天で監督を務める。監督通算12年で805勝。家族は妻と1男1女。

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