プロ野球開幕は5月中旬以降か…143試合からの縮小が現実味

12球団1軍の予定
12球団1軍の予定

 パ・リーグ6球団の社長が3月31日、オンライン会議を開き、プロ野球が目指している4月24日の公式戦開幕を断念する意見で一致した。新たな開幕日は早くても5月中旬以降とする方針。ソフトバンクの後藤球団社長は、今後の感染状況次第で、12球団が最優先に掲げてきた公式戦143試合を縮小する選択肢も示した。4月3日の12球団代表者会議で開幕の再々延期は決定的な情勢で、公式戦縮小も選択肢に入れて5月中旬以降の開幕を模索することになりそうだ。

 新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、パ6球団のトップが先んじて方向性を示した。西武の居郷社長、ソフトバンクの後藤社長、楽天の立花社長、ロッテの河合社長、日本ハムの川村社長、オリックスの湊社長らがオンライン会議。プロ野球が目標としていた4月24日の開幕を断念することでパ・リーグの見解が一致した。4月3日の12球団代表者会議でパ・リーグ側が提案し、12球団全体で24日開幕を断念する見通しとなった。

 感染拡大が止まらず、阪神では藤浪ら3選手が感染。活動休止となるチームも相次いでおり、開幕日は全く見通せない事態となっている。パ・リーグはそうした状況を踏まえ、ファンに向けてメッセージを発信したとみられる。ソフトバンクの後藤球団社長は「開幕の時期についてはみんな同じ方向。孫オーナーの意向もある。(感染拡大が)この1週間くらい激しい。東京も感染者が激増している状況でもある」と説明。セパ分離開幕を意図するものではなく、両リーグともに再々延期が必要という考えだ。

 同社長は、公平性の視点からも公式戦実施の時期を慎重に見極める必要性を訴えた。「残念ながら選手からも感染者が出た。どこのチームにもリスクはある。活動を休止したり、12球団の公平性も確保できていない。12球団がフェアに戦うからこそ、ファンの方から受け入れられるというのはあると思う」と強調。オンライン会議では、新たな開幕日を早くても5月中旬とする方針を固めた。一部球団からは「5月中旬でも早いのではないか」という意見もあったという。

 開幕が5月半ば以降となれば、12球団が最優先としてきた公式戦143試合の実施に暗雲が漂う。後藤社長はパ各球団が143試合実施を希望しているとした上で、「環境が整わないなら143できないとしても、新たな開幕のタイミングを見ていこう、と」と、状況次第でレギュラーシーズン試合数を縮小する覚悟も示した。

 プロ野球の開幕は当初予定の「3・20」から「4・10以降」、「4・24」と延期されてきたが、ついに5月にまでずれ込むことが確実となった。球春の足音は、まだ聞こえてきそうにない。

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