五輪開幕投手は39歳になっても上野由岐子…1年スライドでも宇津木監督の信頼変わらず

 ソフトボール日本代表のエース・上野由岐子(37)=ビックカメラ高崎=が、1年延期後の東京五輪で開幕投手を務めることが濃厚になったことが31日、分かった。宇津木麗華監督(56)がこの日、スポーツ報知の取材に「経験の多い投手に任せたい」と明かした。上野は本来なら開会式に先駆けてソフトボールが開幕する今年7月22日、自身の38歳の誕生日に先発が決まっていた。

 1年延期の前代未聞の事態も、宇津木監督は揺るがない。3日に予定されていた五輪代表発表が延期となり、正式に代表に選出されたわけではないが、1年後の開幕投手は、北京五輪で決勝の宿敵・米国戦を含め2日間3連投の413球を投げ抜き日本初の金メダルに導いたエース・上野に任せる考えを示した。来年7月23日開幕の東京五輪は、各競技の日程がまだ発表されていないが、今年の日程をスライドさせる見通し。ソフトボールは開会式2日前の7月21日に福島で開幕する。その時、上野は39歳目前だが、宇津木監督は「38歳も39歳もそんなに変わらない」と揺るがぬ信頼を寄せた。

 それもそのはず。04年アテネ五輪で銅、08年北京五輪で金メダルを獲得し、北京では「上野の413球」の伝説をつくった経験豊富な大エース。上野自身も今年7月22日の開幕戦決定後、スポーツ報知でレスリング3大会連続金メダルの吉田沙保里さんと対談し、誕生日の開幕戦を「ミラクル過ぎる。相手がどこでも絶対に投げると思った。絶対に負けられない」と気合を入れた。宇津木監督も開幕1年前には予告先発していた。

 今年4月までの日本リーグは中止、6、7月に予定された国内強化合宿の実施も見通しが立たない。メンバーは各所属チームで散らばって活動する。主将の山田恵里(36)は「一人ひとりが前向きに準備をしている。目的、目標は変わらないのでそこに向けて“ONE TEAM”で挑み続けます」とコメント。上野の“予告先発”が13年ぶり金メダルの号砲になる。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請