大坂なおみの全米優勝会場が臨時病院に…記者が見たテニスセンター

大坂なおみ
大坂なおみ

 新型コロナウイルス感染者が世界最多の16万人を超えた米国では、スポーツ界への影響が大きくなっている。複数の米メディアは30日(日本時間31日)、テニス全米オープンの会場として知られるニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターが臨時病院になると報じた。

 18年に大坂なおみ(22)=日清食品=が涙の4大大会初優勝を飾った全米の会場が病院になる。イメージができない。会場で取材した18年当時、決勝前セレモニーの緊張感と大歓声を思い出す。改修されたルイ・アームストロング・スタジアムはお披露目として、特別に報道陣もコートに立つことが許された。ここにベッドが並ぶ図を想像すると、重たい気持ちになる。

 会場の立地を考えると納得した。市の中心部から渋滞がなければ車で30分ほどで幹線道路沿いにある。敷地内にはサッカー場、プール、美術館、科学館などがあり、MLBニューヨーク・メッツの本拠、シティ・フィールドが隣接する。3月29日から仮設病院の建設が始まったマンハッタンのど真ん中、セントラルパークより環境はいい。

 センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムは実際に見ると空間が多くある。通路は狭いが、1人1台モニター完備のブースが与えられるプレスルームがあり期間中は数百人が働く。飲食施設も複数あり、新たに多くの設備投資をせず対応するには十分だろう。

 病院になってから5か月後にツアー大会が開催できるのか、影響はどれほどか。そんなことは考えず、まずは多くの人の命が救われることを願う。(テニス担当・大和田佳世)

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