日本国籍取得のセル・ジョセ、フィジー先輩トゥキリに続け!7人制ラグビー五輪代表へ

日本国籍を取得し、東京五輪代表入り、メダル獲得へ意欲を燃やすセル
日本国籍を取得し、東京五輪代表入り、メダル獲得へ意欲を燃やすセル

 ラグビー北海道バーバリアンズのフランカーで、男子7人制日本代表のセル・ジョセ(29)が30日、フィジーからの帰化申請を認められ、日本国籍を取得。東京五輪出場へ“GOサイン”が出た。31日、札幌法務局で手続きを行い、帰化者の身分証明書を手にしたセルは「日本国籍を認められ、最高の気持ち。東京五輪の代表入りを目指し、全力を尽くしたい」と晴れやかな顔を見せた。

 ラグビー強国のフィジー出身。2013年に初来日し、14年に北海道バーバリアンズ入り。197センチ、102キロの体格とパワーを生かし活躍し、18年の7人制W杯にも出場した。19年秋からは、アジア男子セブンズシリーズや7人制ワールドシリーズに参加。12月に発表された東京五輪7人制第2次日本代表候補にも選ばれた。2月には南米遠征にも参加。キックオフボールの確保、パワフルな突進で存在感を示した。W杯と異なり、五輪で日本代表となるには日本国籍を持つ必要があり、セルも昨年11月に帰化申請。このほど認められた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で海外の大会も中止となり、次回合宿は5月3~8日(東京)の予定。「東京五輪も1年延期となったので、次の合宿までの期間を心身のリフレッシュに充てたい」と話す。

 あこがれの先輩の後を追う。16年リオ五輪男子7人制では母国フィジーが金メダル、日本も4位と健闘。日本代表には同じフィジー出身で北海道バーバリアンズでもプレーし、15年に日本国籍を取得したトゥキリ・ロテ(32)=現・近鉄=がいた。現在も同じ7人制日本代表で、一番の相談相手だ。現在25人の五輪代表候補は、最終的に12人まで絞られる。セルは「トゥキリさんにあこがれ、来日した。帰化申請の面接前にも『自信を持って臨めば大丈夫』と激励してくれた。来年は一緒に東京五輪代表入りし、金メダルを目指したい」と“共闘”を誓った。(小林 聖孝)

 ◆セル・ジョセ 1991年2月9日、フィジー・スバ生まれ。29歳。10歳~16歳はサッカーでセンターバックとしてプレー。ラグビーは17歳から。デラセルカレッジ高、オークランド大卒。家族は現在、米国に住む妻と1女。目標の選手は元ニュージーランド代表フランカー、NO8のリッチー・マコウ。197センチ、102キロ。

 ◆帰化申請の流れ 5年以上の国内居住、20歳以上、素行善良、日本語能力や生活に困らない生計があることなどの要件を満たした上で、必要書類を法務局に提出。審査をパスすると面談が行われる。審査の上、問題がなければ通常、半年~1年ほどの間に許可が下り、日本国籍を取得。居住地の市区町村役場で日本の戸籍を作成する。セルは昨年11月に申請を行っていた。W杯と異なり、五輪代表は日本国籍を持っていることが出場条件の一つになっている。

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