【楽天】大公開!コロナ対策でもストレスフリー、犬鷲寮の食環境

楽天生命パーク内の食堂と同様、犬鷲寮でも選手の希望に応じて、全ての料理をプレートに乗せて渡す形に変更した(写真は球団職員の料理。長坂さん提供)
楽天生命パーク内の食堂と同様、犬鷲寮でも選手の希望に応じて、全ての料理をプレートに乗せて渡す形に変更した(写真は球団職員の料理。長坂さん提供)
楽天の施設・泉犬鷲寮
楽天の施設・泉犬鷲寮

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、楽天は31日、仙台市内の球団事務所を一時閉鎖とした。チームは予防を徹底するため、30日から活動を一時休止したが、それ以前からも様々な対策を施してきた。感染のリスクになる食環境については、どんな対策を行ってきたのか。活動休止前、チームの管理栄養士・長坂聡子さん(40)に聞いた。(取材、構成・高橋宏磁)

 楽天は、政府や自治体などからの外出自粛要請も考慮し、2月15日から選手やスタッフらの外出を制限。外出する場合はマネジャーへの報告を義務づけてきた。静岡遠征が始まった3月3日からは、買い物などを除き外出禁止に。更にうがいや手洗いなどはもちろん、様々な感染予防対策を施してきた。

 2月末からの千葉遠征からは、宿舎内での食事方法を変更。1、2軍とも自分で大皿などから選び取るビュッフェ形式ではなく、基本的には弁当や定食などあらかじめ個別に用意する形式にした。遠征終了後は楽天生命パーク内の食堂や泉犬鷲寮でも、きめ細かな予防策を取ってきた。

 まずビュッフェ形式をやめ、それぞれの選手の要望に応じ調理場でプレートに乗せ、提供する形に変えた。料理を取り分ける際に使用する「トング」を使い回すことで、感染が広がることを防ぐためだ。牛乳や果汁100%のジュースなどはパックで冷蔵庫内に置かれ各自でコップに注いでいたが、それもやめたという。

 「飲料も選手の希望を聞いて、調理場で(コップに)注ぎ、プレートの上に乗せて渡す形に変えました。多数の人間が触れるのはトングだけではありません。製氷機やコーヒーメーカー、ウォーターサーバーなども使用禁止にしました」(長坂さん)。

 ただ、寮は若手選手の生活の場でもある。3月の遠征時から、基本的には宿舎の自室で弁当を食べる生活が続いており、外出禁止が続けば、ストレスがたまることは容易に想像できる。長坂さんは「犬鷲寮にはまだ体作りが必要な若手選手が多くいるため、制限された環境の中でも、選手のストレスを少しでも低減しようと、寮では選手が食べたいものを食べたいだけ食べられる状況を(寮の)厨房の方にご協力いただきながら、作っていただきました」。体重管理や体調管理のために必要な量、そして栄養素が過不足なく摂取できるよう、工夫してきたという。

 監督や選手はもちろん、球団職員もマスク着用とアルコール消毒などを徹底。可能な職員は2月から在宅勤務を続けてきたが、31日から球団事務所を一時的に閉鎖し、全職員が在宅勤務となった。「前例がない措置ではありますが、感染者を出さないためにできる限りのことをやっていきたい」と球団職員。球団では今後も、感染予防に向けて厳重な体制を敷いていく。

楽天生命パーク内の食堂と同様、犬鷲寮でも選手の希望に応じて、全ての料理をプレートに乗せて渡す形に変更した(写真は球団職員の料理。長坂さん提供)
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