コロナ自粛でプロ復帰戦延期の高山勝成、定年37歳延長をアピール

高山勝成
高山勝成

 新型コロナウイルスの影響により、日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)による連絡協議会で5月15日までの国内興行の自粛要請が決まった30日、5月10日予定のプロ復帰戦が延期となり、同12日の誕生日でボクサーの定年37歳を迎える元世界ミニマム級王者・高山勝成(36)=寝屋川石田=が、代理人の岡筋泰之弁護士を通じ、タイムリミット延長を訴える声明を出した。

 JBCの規約により、定年37歳を迎えても最終試合から3年以内の選手は、元王者ならば定年延長の特例の対象となる。だが、高山の場合は最終試合が2016年8月と3年半以上が経過しており、5月12日に37歳となるまでに1試合を消化しなければ特例の対象とならない。そんな中、新型コロナの影響で、同10日予定の森青葉(20)=泉北=とのノンタイトル戦(エルおおさか、報知新聞社後援チャンピオンズロード)は延期を余儀なくされ、やむを得ず“特例の特例”を訴える形となった。

 高山は「復帰戦が決まっていた中、残念ではありますが、新型コロナウイルスの状況を踏まえると試合中止期間の延長は英断だと思います。再びプロのリングに立てるよう、最善を尽くしていきます」とコメント。近日中にJBCへ嘆願書を出す予定だ。プロを一度引退してアマ転向、東京五輪予選に出場した元世界王者はネバーギブアップの精神を貫く。

 ◆高山勝成(たかやま・かつなり)1983年5月12日、大阪市生まれ。36歳。中学2年からボクシングを始め、高校には進まず2000年10月、17歳でプロデビュー。05年4月、21歳でWBC世界ミニマム級王座奪取。以後WBA暫定、IBF、WBO同級王座を順に獲得し、日本人初の世界4団体王座制覇。14年春に30歳で愛知・菊華高へ進学。卒業した17年春、名古屋産大入学と同時にプロ引退とアマ転向を表明。18年10月、アマ選手登録。19年夏、全日本選手権・愛知県選考会で優勝も、同・東海ブロック予選で敗退し、東京五輪出場が消滅。20年3月17日、プロライセンスを再取得。通算成績はプロ31勝(12KO)8敗1無効試合、アマ2勝1敗。身長158センチ、右ボクサーファイター。家族は両親、兄、弟。

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