【高橋みなみ パラみな】車いすテニスメダル候補・菅野、有言実行続ける たかみな勇気もらった

東京パラリンピックへ意気込みを語った菅野浩二(左)と高橋みなみ
東京パラリンピックへ意気込みを語った菅野浩二(左)と高橋みなみ
東京パラリンピックでメダル獲得を目指す菅野浩二
東京パラリンピックでメダル獲得を目指す菅野浩二
VR動画をスマホで体験する高橋みなみ(左)と菅野浩二
VR動画をスマホで体験する高橋みなみ(左)と菅野浩二

 元AKB48の高橋みなみ(28)がパラスポーツの魅力を届ける「パラみな」は今回、車いすテニスを紹介する。クァードクラス世界ランク5位で東京2020パラリンピックのメダルが期待される菅野(すげの)浩二(38)=リクルート=と対談。「1年程度の延期」が決まったパラ本大会への意気込み、現在の心境を聞いた。また、YouTubeで選手目線の動画を楽しめる「VR short video of ParaRing」で車いすテニスを疑似体験した。

 世界ランク5位で東京2020パラリンピックのメダルが期待される菅野選手。トップアスリートとは思えないほど優しい笑顔とおっとりとした口調が印象的で親近感が湧きました。目標を尋ねると「メダル獲得しかありません」と表情が一変。その瞬間、キラリと目が輝いていました。

 パラ本大会は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「1年程度の延期」が決まりました。ほかにも出場するはずだった国内外の大会も続々と中止となり、調整が難しい状況です。菅野選手は「どうしていいのか分からない」と不安を口にしながらも、都内のナショナルトレーニングセンター(NTC)で日々、汗を流しています。

 有言実行の菅野選手は、明確な目標設定をして、着実に結果を残すタイプ。20歳で車いすテニスを始めて、26歳になる年に現在のリクルートオフィスサポートに入社しました。リオ五輪が行われた2016年、35歳で上肢にも障がいのある選手が出場する「クァードクラス」に転向して自国開催のパラリンピック出場を目標に定めました。元々、控えめな性格の菅野選手が、それから世界を意識して、積極的に行動するようになりました。

 世界ランクを上げるためには国際大会に出場する必要があるため、多額の遠征費用がかかります。会社に「結果を出しますから、サポートしてください」とアスリート支援制度の利用を訴えました。まるで少年マンガの主人公のように真っすぐに夢を語る菅野選手。チャレンジすることに年齢は関係ありません。私も勇気をもらいました。

 「会社がサポートしてくれて、頑張って結果を残したら、それまで話したことがない人も『おめでとう』『頑張って』と応援してくれる。それが励みになっている」と菅野選手。早く新型コロナが終息して、競技に集中できる状況になることを願っています。東京2020パラリンピックでは、会場で声援を送るつもりです。

(スポーツ報知・パラリンピックアンバサダー)

 ◆車いすテニス 2バウンドでの返球が認められていること以外は一般と同じルール。男女各シングルスとダブルスのほか、04年アテネ大会から男女混合のクァードクラス(四肢まひ・車いす使用の選手対象)のシングルスとダブルスが正式種目となった。

 ◆菅野 浩二(すげの・こうじ)1981年8月24日、埼玉県生まれ。38歳。15歳で交通事故で車いす生活に。20歳から車いすテニスを始めた。2006年、リクルートオフィスサポート入社。16年に全日本選抜車いすテニスマスターズ男子シングルスに出場し、翌年からクァードへに転向。18年は神戸オープン、BNPパリバ・オープン(フランス)などで優勝。シングルスランキングは日本1位、世界5位。

 ◆高橋 みなみ(たかはし・みなみ)1991年4月8日、東京都生まれ。28歳。2005年にAKB48の初期メンバーとしてデビュー。13年にソロ歌手デビュー。16年にAKB48を卒業。現在、TOKYO FM「高橋みなみのこれから、何する?」(月~木曜・午後1時)のパーソナリティー、「東京2020パラリンピックの成功とバリアフリー推進に向けた懇談会」メンバー(パラ応援大使)を務める。

 ■同僚からの応援を力に リクルートオフィスサポート

 菅野が勤務するリクルートオフィスサポートは、障がい者雇用の促進を目的として設立されたリクルートグループの特例子会社。1990年、リクルートプラシスとして発足し、2006年に現社名へ変更された。

 経営企画部アスリート支援グループで、社内報の作成などをサポートする菅野は「遠征レポートだけではなく、職場を訪れて従業員に取材することもあります」従業員384人のうち障がい者336人(2019年6月1日現在)。グループ各社の総務・経理業務を代行し、リクルートの事業や従業員の快適なオフィスライフを支えている。

 車いすテニスは腕やひじの負担が大きく、遠征が続き、ハード日程だと故障のリスクも増える。菅野は「会社での業務は、心を落ち着けるリフレッシュの時間でもあります」と語り、前向きに捉え、同僚からの応援を力に変えて競技に臨んでいる。

 ◆パラリング 「パラリング」とは、考えや価値観の変革=パラダイムシフトのパラと人のつながりを想起させる輪=リングを合わせた造語で、リクルートが目指す「障がいの有無にかかわらずそれぞれの個性を活かして活躍できる社会」の実現を目指す活動のキーワード。

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