プロ野球・ソフトバンクの王貞治会長(79)が30日、都内で行われた東京五輪組織委員会の理事会に出席し、新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で死去したタレントの志村けんさんを悼んだ。「これはショックですよね。あれだけ頑張ってきた人、歩んできた人がコロナという理由で亡くなられるのは防ぎたかったし、ショックだよね。こういうことがあって、(コロナウイルスを)甘く考えていた人が、身近なことだと受け止めたら、死が無駄にはならないと思う」と沈痛な表情を浮かべた。
ソフトバンクはこの日、感染拡大防止策の一環で31日からチーム活動を一時休止することを発表。不要不急の外出を控え、球団施設の利用も禁止する措置をとる。「選手達の健康が大事だし、応援してくださる方の健康にも関わること。後で振り返って『大事をとりすぎた』と言われるくらいでちょうどいいんじゃないか」と説明した。