富山GRNサンダーバーズは29日、グラウンド不良のため、ロキテクノ富山とのオープン戦が中止になった。気温は7度と肌寒く、登板を予定していた入団2年目の146キロ左腕、有馬昌宏(22)は「昨日もかなり寒かった。もっと暖かくなってから投げたいですね」と前向きに捉えた。
昨季は32試合に登板し、防御率2・81をマーク。ドラフト前には3球団から調査書が届くなど、大きな成長を見せた。「手応えも感じたが、同時にNPBに近くなったからこそ、明確な課題も見えた。やることはたくさんあるなと思いました」。走り込む量を増やし、体力を強化してきた。
新型コロナウイルス感染拡大のため、リーグ開幕日は4月18日以降の予定。「モチベーションは上がりきらないが、いろいろと試す機会は多い」と有馬。プラス思考で、万全の準備を整える。(中田 康博)