巨人の外国人選手は「勤勉軍団」明るく研究熱心、スペイン語で結束

巨人の外国人選手は「勤勉軍団」(左から)、岡本和真、サンチェス、丸佳浩、パーラら
巨人の外国人選手は「勤勉軍団」(左から)、岡本和真、サンチェス、丸佳浩、パーラら

 巨人の外国人選手の顔ぶれが大きく変わった。

 マシソン、クック、ヤングマン、アダメス、マルティネス、ビヤヌエバ、ゲレーロと支配下7選手が昨年限りで退団。昨年から残留となった支配下の外国人選手は投手のデラロサ、メルセデス、外野手のモタ(2月末に育成選手から支配下登録)の3人で、新たにサンチェス、ビエイラ、パーラが加わった。

 今年の巨人の外国人は首脳陣も驚く「勤勉軍団」だ。パーラは2月のキャンプで「朝4時に宿舎出発で練習できないか」とスタッフに問い合わせた。さすがに早すぎて球場が開いていないため、7時過ぎに変更したが「早朝から体を動かすのがルーティンなので」と全体練習前のアーリーワークで黙々と汗を流した。

 メジャー通算1312安打、88本塁打、昨年はナショナルズで世界一になった実績があるパーラ。それでも「人生の新しいページを開くことを考えた時、日本に来る選択肢は必ずプラスになる」と日本文化にも積極的に溶け込む。和食を好み、ガソリンスタンドで屋根からつり下げるタイプを発見すると「人生で初めて見た」と大喜びで写真撮影。電車通勤で複雑な乗り換えもすぐにマスターした。

 サンチェスは韓国SKで昨年17勝し、菅野との先発2本柱と期待される。祖母から「常に教育が第一」と言われて育てられ、ドミニカ共和国唯一の国立大学・名門サントドミンゴ大で会計学を専攻した秀才右腕。菅野の投球練習をメモを取りながら観察して勉強する姿で宮本投手チーフコーチを驚かせた。「ずっと日本で野球をしたかった」という野望が現実となり、高い意識で取り組んでいる。

 ホワイトソックスから入団の最速165キロ右腕・ビエイラはリリーフとして期待される。宮本投手チーフコーチが「すべての練習メニューを一生懸命やる」と姿勢も高評価する。投球フォームでは足の上げ方を試行錯誤して研究。キャンプ中は毎日、球場からホテルまでバスを使わずランニングで帰宅。遠征先の宿舎の部屋でもジャンプトレーニングなどを行って真下の部屋の宮本コーチが物音で驚いたと明かしたこともあった。元三塁手で打撃練習も全力。東京ドームで衝撃の看板直撃弾を披露した。

 元木ヘッドコーチは「今年の外国人はまじめな選手が多い。みんな練習もよくやるし研究熱心。それがいい方向に向かえばいい」と相乗効果に期待している。

 32歳のパーラはベネズエラ、30歳のサンチェスと31歳のデラロサ、26歳のメルセデス、24歳のモタはドミニカ共和国、27歳のビエイラがブラジル出身。育成選手の投手で23歳のラモスと26歳のディプラン、内野手で20歳のウレーニャもドミニカ共和国出身で、結果的に今年の外国人は全員、スペイン語が話せる選手となった。明るく陽気で一致団結していて雰囲気が良い。全員、日本語の勉強にも前向きに取り組む。先日も在籍2年目のデラロサがビエイラに投球の助言。キャンプ中からよく見る光景だ。

 1軍の4つの外国人枠は投手4、野手4という使い方はできず「投手3・野手1」か「投手2・野手2」かは流動的。新型コロナウイルスの影響で開幕が延期になって難しい調整の中、日本で成功を目指す巨人の外国人選手も毎日ベストを尽くして「球春到来」を待っている。(片岡 優帆)

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