【巨人】山下航汰、開幕1軍あるぞ 一塁&左翼滑り込み猛打

7回2死一、三塁、山下は左中間に適時二塁打を放つ(カメラ・中島 傑)
7回2死一、三塁、山下は左中間に適時二塁打を放つ(カメラ・中島 傑)

◆巨人練習内紅白戦 2軍5―4 3軍(28日、G球場)

 巨人の山下航汰外野手(19)が28日、ファーム合同練習の中で行われた紅白戦「2軍VS3軍」で3安打2打点と活躍し、全体練習が再開する4月5日から1軍合流する見通しとなった。右太もも裏の肉離れで出遅れたが、原監督も一塁手の候補として名前を挙げる逸材。開幕1軍入りが現実味を帯びてきた。なお、チームは29日を完全休養日とし、G球場を閉鎖することを決定した。

 安打製造機が帰ってきた。山下のバットにはじかれた打球は、面白いようにヒットゾーンへ飛んだ。「打撃はいつも通り、フルスイングを心がけました。もう少し質を上げられるように頑張ります」。初回2死から二塁内野安打を放つと、3回2死で右前打。1点リードの7回2死一、三塁では左中間へ2点二塁打をかっ飛ばし、3安打2打点で2軍チームの勝利に貢献した。

 昨季はイースタン・リーグで打率3割3分2厘をマークし、高卒1年目ではあのイチロー以来、27年ぶりとなる首位打者を獲得した。原監督も打撃センスを高く評価し、今季の一塁手候補として名前を挙げていた。昨年12月の台湾ウィンターリーグで右太もも裏の肉離れを発症し、キャンプ中はリハビリに専念していたが、ついに復活。ネット裏で観戦していた指揮官は「やっぱり、一発で仕留められているところは価値がありますね。(1軍再始動の)5日から合流する可能性は出てきました」とうなずいた。

 貪欲で熱い男だ。肉離れの影響で1月はリハビリがメインだったが、G球場で練習していた丸を独占して技を学んだ。「今までの自分の中では全くなかった感覚でした。難しいですけど、なんとかものにできるように」。タイミングの取り方やバットの出し方など、丸の理論は独特で難解だったが、見よう見まねで体にたたき込んでいった。

 3月に入り、ようやく実戦復帰がかなった。ブランクの影響で思うようなスイングができず、村田2軍野手総合コーチから「練習がヘボいんだよ!」とカミナリを落とされ、悔し泣きしたこともあった。バットを振り込み、実戦で打席数を重ねるごとに感覚を取り戻し、25日のDeNA戦(G球場)では1号3ランを放つなど、2軍練習試合では3戦11打数5安打。1軍への扉をこじ開けた。

 打撃だけでなく、守備に就いた際の動作に関しても「バックアップも全力で走れたので問題ないです」と胸を張った。一塁、左翼に加え、手薄な左の代打としても期待できる。開幕が3月20日から1か月以上延期となっていることもあり、アピールする時間はたっぷり残されている。(尾形 圭亮)

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