G大阪・遠藤保仁を今野泰幸が語り尽くす…“名相棒”の存在は「憧れ、ではありましたね」

13年1月29日、今野(左)と並んでランニングする遠藤
13年1月29日、今野(左)と並んでランニングする遠藤

 プライベートでも仲が良く、クラブでも代表でも遠藤と多くの時間を一緒に過ごしてきた今野。「遠藤のすごさとは?」と率直に聞いてみると、あふれんばかりの“愛”とともに、時に具体的にプレーを解説してくれた。

 「ヤットさんはひとつひとつのパスに、超メッセージがついているんです。ヤットさんがいることによって、周りが生き生きして、超やりやすくなるんですよ。それってすごくないですか? 簡単に言えば、前を向ける技術がある選手の左側に敵がいれば、前を向けよというパスが右に来る。がっつりマークに付かれていれば、いまはダイレクトで返せよ、っていうパス。それがわかりやすいんですよね」

 さらに話題は、ボールを持っていないときにもチームを動かすことができる遠藤の能力について続く。

 「なんかビルドアップ(攻撃の組み立て)がうまくいかないな、っていうときに、ヤットさんはいつもその原因がわかっている。サイドバックがもっと高い位置をとれば、相手も下がるから、センターバックは持ち上がるスペースもできるよ、とか。うまくいかないときって、選手ってテンパるんですよ。相手強いな、とか思っちゃう。でもヤットさんは全体を見えているから理由がわかっているし、それを言葉にもできる。だから修正できるんです」

 今野自身も日本代表で歴代12位の93試合に出場したほどの選手だ。特に鋭い出足を生かし、一気に相手との距離を詰めてボールを奪い取る技術は一級品だ。それでも練習で狭いピッチで行う5対5などで、遠藤と敵として対峙すると、“不思議”な感覚にとらわれたという。

  • 南アフリカW杯メンバー発表でフォトセッションを行う(左から)G大阪・遠藤、野呂社長(当時)、今野

    南アフリカW杯メンバー発表でフォトセッションを行う(左から)G大阪・遠藤、野呂社長(当時)、今野

 「おれも長年やってるけど、不思議っすね。ヤットさんは、ピタッと相手を止めちゃうんですよ。ぱっとトラップした瞬間に、(守備に)いけなくなるんですよ。いったら、やられるとわかるというか。飛び込んだら、パスを出される。見えているから、選択肢が多いんですよ。それを全部自然体でできる感じだから、あの人は。だから突っ込めないんです」

14年5月10日の名古屋戦で、後半、今野(手前)とともにボールを追うG大阪・遠藤
12年11月24日、F東京と引き分けて肩を落とすG大阪・遠藤と悔しがる今野
13年1月29日、今野(左)と並んでランニングする遠藤
南アフリカW杯メンバー発表でフォトセッションを行う(左から)G大阪・遠藤、野呂社長(当時)、今野
15年のチャンピオンシップ浦和戦、後半2分、G大阪・今野(中央)が先制ゴールを決め、(左から)阿部、遠藤(1人おいて)宇佐美に祝福される
13年03月31日、札幌戦で勝利しサポーターにあいさつをするG大阪・遠藤(右)と今野
すべての写真を見る 6枚
1 2 3 4

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請