メジャー開幕延期のうっぷんかっ飛ばせ!リアル野球ゲームの最高峰『MLB The Show 20』

「MLB The Show 20」より
「MLB The Show 20」より

 メジャーリーグは開幕延期となってしまったが、毎年恒例のこのゲームは予定通りに発売された。『MLB The Show 20』はメジャーリーグゲームの最高峰。実写と見まがうばかりのリアルな映像と、MLBの世界を楽しみ尽くせる各種モードは健在で、たまりまくったファンのうっぷんをかっ飛ばせる安定の出来栄えだ。

 MLBファン必携の「The Show」シリーズも15周年。イチロー選手や松井秀喜選手らが大活躍していた時代から一貫してリアル系野球ゲームを追究してきた同作だが、今年も新要素を引っさげて登場した。

 「ショーダウン」はドラフト形式で選手を集め、夢のチームを作り出す新モード。提示される複数の選手から1人ずつ選び、チームを編成。そのチームを操って試合に挑み、条件を達成すればさらに上位の選手をゲットできる。自分だけのオールスターチームをつくる喜びが手軽に味わえる。

 もう一つの新モード「カスタム・リーグ」はオンライン上のプレーヤーと仮想リーグを作って戦う遊び方。自分でリーグを作るもよし、世界の誰かが作ったリーグに参戦するもよし。レベル設定も細かくできるので、自分の腕前に合わせて楽しめる。これまで野球ゲームのペナントレースモードというとコンピューターが相手だったが、人間が相手となれば燃え方も変わる。日程調整はゲーム内の掲示板で行い、他チームと選手をトレードすることも可能だ。

 従来の人気モードも充実。選手カードを集めてオリジナル球団をつくる「ダイヤモンド・ダイナスティー」や、GMとなって球団を経営する「フランチャイズ」も今まで通りの楽しさだが、個人的にハマっているのが架空の新人選手をつくってメジャーリーグに挑戦する「ロード・トゥ・ザ・ショウ(RTTS)」だ。

 「RTTS」では顔の造形から髪形、体形まで細かな選手作成が可能で、出身地や守備位置、他のMLB選手で例えると誰タイプか、などを入力する。筆者はメジャー最多勝を目指し、先発投手を作成した。ゲームを開始すると「スカウトデイ」(合同トライアウト)が始まり、投球テストを行う。その後練習試合を経て、ドラフトとなる。筆者の分身はニューヨーク・メッツへの入団が決まった。

 翌年マイナーリーグからキャリアが開始され、好成績を残せばAA、AAAと昇格していく。AAAで認められれば、いよいよメジャーリーグだ。筆者の分身もトントン拍子に昇格し、2年目にメジャーリーガーとなった。しかし配置されたのは先発投手ではなく、敗戦処理要員。これでは勝ち星もめったにつかない。それでも監督に直訴すると、やがて先発ローテに入れてくれるようになった。しかし扱いは、短いイニングで交代させられる「オープナー」。メジャーは厳しい…。今は何とか長いイニングを投げられるよう、スタミナを増強しているところだ。

 今作も安定して楽しい本作だが、気をつけたいのが「英語版」であること。メニュー画面も実況アナウンスも、試合中の情報表示もすべて英語だ。メジャーリーグの雰囲気が出ると言えばまあ、そうなのだが…。公式サイトには丁寧な日本語訳マニュアルと、「RTTS」の会話や選択肢の全文対訳表が掲載されているので、ぜひチェックを。

 MLBファンの切なる願いは2つある。本物のメジャーリーグが無事に開幕することと、いつの日か「The Show」シリーズが日本語に対応することだ。(平柳 洋希)

 ◆『MLB The Show 20(英語版)』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)プレイステーション4用、パッケージ版5900円+税、ダウンロード版6490円(税込)、デジタルデラックスエディション10890円(税込)、発売中

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