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【高松宮記念 今週の仕事人】田面木博公助手、騎手生活30年の経験生かしナックビーナスを頂点へ

入厩当初からナックビーナスの調教に携わる田面木助手
入厩当初からナックビーナスの調教に携わる田面木助手

◆第50回高松宮記念・G1(3月29日・芝1200メートル、中京競馬場)

 今週から始まる春のG1シリーズ第1弾は、高松宮記念(29日、中京)。G1出走馬に関わる裏方にスポットライトを当てた新企画「今週の仕事人」で、ナックビーナスを担当する元騎手の田面木博公助手(57)に迫った。枠順は27日に決まる。

 騎手時代に伏兵の牝馬でG1タイトルを手にした職人が、ナックビーナスの背中で日々の訓練を施している。入厩当初から携わってきた田面木助手は、「周りにすごく敏感で神経質。2、3歳の頃から変わらない。なるべく馬のいないところで乗ったり、興奮させないようにケアしている」と7歳牝馬の意外な一面を明かした。

 騎手生活30年間で最も脚光を浴びたのは、92年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF)。400キロに満たない9番人気のスエヒロジョウオーを優勝に導いた。「乗り味も悪くなくて期待していた」というデビュー戦は積極的な競馬で8着に終わった。2勝目を挙げた自己条件では折り合い重視から最後方の競馬。のちに重賞4勝を挙げるワコーチカコをあっさりかわした。

 脚質転換によって能力を開花させた鞍上は、阪神3歳牝馬Sでも同様の鬼脚を引き出した。「すごいな~。気持ちいいな」と当時を振り返った職人。3歳牝馬への思い切った決断―。難しい時期の牝馬とともに得た経験が、今のナックビーナスと歩む教科書になっているのかもしれない。

 騎手時代からスリムな体型をキープしている。寡黙な仕事人は「筋肉が落ちたぶん、体重も少し落ちたかな」と衰えを指摘しつつ、「あの頃とやることに違いはない。いい状態に仕上げて送り出すだけ」と強調する姿勢はまさに仕事人そのもの。

 これまでは大きな故障もなく、37戦をコンスタントに走り続けてきたが、「普通の馬だと好不調の波があるけどこの馬にはそれがない」とストロングポイントを明かす。今回で4度目の高松宮記念挑戦。18年の3着が最高だが、「やっぱりG1を取ってもらいたいね」と期待を寄せる仕上げ人。ともに歩んできた“相棒”と頂点を取りにいく。(石行 佑介)

 ◆田面木 博公(たもぎ・ひろまさ)1962年5月30日生まれ。57歳。1983年に騎手免許を取得。初騎乗は1983年3月5日中山1Rセノエクイン(10着)。JRA通算7896戦517勝。重賞はG1・1勝を含む9勝。騎手時代の一番記憶に残っているレースはリキサンパワーで重賞初勝利となった85年札幌記念。

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