【尾車親方の目】朝乃山は横綱に近い大関、爆発力アップを

大関昇進の伝達を受けた朝乃山(左は高砂親方)
大関昇進の伝達を受けた朝乃山(左は高砂親方)

 令和初の新大関・朝乃山(26)=高砂=が誕生した。日本相撲協会は25日、大阪市内で夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、満場一致で昇進を承認。新大関は昨年春場所後の貴景勝(千賀ノ浦)以来。

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 朝乃山は横綱に近い大関といえる。右四つの型を持っている。左上手を取って右を差してグイグイと攻める。引くこともない。立ち合いの変化もない。最低でも10勝はできる地力もある。それを支えているのが前に出るという基本姿勢。実に楽しみだ。

 越えるべきハードルもある。13日目の横綱・白鵬との一番を思い出してほしい。立ち合いで当たり負けして何も出来なかった。脇が甘い癖も露呈した。立ち合いの爆発力で主導権を握り、優位の右四つに組み止めることだ。それには風化された言葉だが、稽古しかない。大関だから胸ばかりを出す必要ない。自分からどんどんぶつかって爆発力をアップさせろ。

 さらに左上手を抱え込むように上から取ると圧力が逃げてしまう。右肩から当たって下から左上手を取れば圧力は確実に伝わる。最後に、大関は協会の看板であり宝である。朝乃山を立派に育てた高砂親方に心から感謝したい。(スポーツ報知評論家)

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