【巨人】戸郷翔征“魔球カット”初解禁4回7K0封「炭谷さんもビビッていた」

先発の戸郷は4回を投げ無失点の好投を見せる(カメラ・上村 尚平)
先発の戸郷は4回を投げ無失点の好投を見せる(カメラ・上村 尚平)
巨人の今後の日程
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◆練習試合 中日1―2巨人(25日・ナゴヤドーム)

 開幕ローテ入りを確実にしている巨人の2年目右腕・戸郷が中日戦(ナゴヤD)に先発し、4回7奪三振無失点と快投。プロ初解禁となったカットボールが予測不能な軌道を描くなど、最短で来月24日に延びた開幕へ上々の試投を披露した。練習試合休止前ラストゲームを4連勝で飾り、チームは一度“解散”。個別練習などを経て、同5日に再び全体練習をスタートさせる。

 戸郷が“魔球”を解禁した。0―0の3回1死、加藤へカットボールを2球続けた。空振り、ファウルで2ストライクと追い込み、最後はフォークで空振り三振。未知なる軌道を描くボールに大きな手応えを得た。

 実はこのカットボールを投じたのはプロ初。更なる進化を求め、高校以来となる解禁を決意した。球速は140~143キロで、スライダーより小さく曲がり「ちょっと動かして(バットの)芯を外せるくらいがいい」と理想を掲げるボールだ。

 加藤への1球目はスライダー気味に小さく曲がった。だが、同じコースへ投げた2球目、カットボールなのに今度はシュート気味に変化した。予測不能な動きで捕手までも翻弄。戸郷は「(球を受けた)炭谷さんもビビッていた。『シュートしたぞ』って」と笑い「仕上がりは結構いい感じ」。4回の福田への2打席目、2球目にもカットボールを投げ、この日は計3球をテスト。「これからも投げていこうかな」と持ち球の一つに加えた。

 戸郷の武器は150キロ超えの直球に加え、今オフに一緒に自主トレを行った山口(ブルージェイズ)から教わり更に磨きをかけたフォーク。今年はフォークがさえていたが、その分「頼りすぎてしまっている」と少し不安に感じていた。カットボールが試合で使えることが分かり「カウント球でフォークを使わなくてもいいと思う」。宝刀フォークを追い込むまで温存することが可能となった。

 この日は4者連続を含む7奪三振で4回53球1安打無四球無失点と快投。原監督は「前回のロッテ浦和のときも良かったけど、それよりもはるかに良かったんじゃないか。いろいろ試していたところもあるし、その中で肥やしにしてくれたということ」と成長に称賛した。

 開幕ローテは確定とされていたが、戸郷は挑戦者の立場で調整し続ける。「まだ確定しているわけじゃない。もっともっと結果を出して『こいつを投げさせたい』と思われるくらいの選手になりたい」。未知なる力を秘める19歳が開幕後にどんな姿を見せるのか―。期待は高まるばかりだ。(玉寄 穂波)

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