【磐田】来年24歳のFW小川航基、五輪出場不透明「皆モヤモヤ、俺ら出られないのか」

フォーメーション練習でシュートを放つ磐田FW小川航
フォーメーション練習でシュートを放つ磐田FW小川航

 東京五輪の1年程度の延期決定から一夜明けた25日、サッカー男子のU―23代表候補ら東京五輪出場を目指す各競技のアスリートが心境を語った。J2ジュビロ磐田FW小川航基(22)は1997年8月8日生まれで、23歳以下という年齢制限のままでは出場できないが「資格を得られることを信じてやるだけです」。

 非情な決定にも磐田FW小川航は、前を見据えて多くの報道陣に向き合った。「色んな気持ちがある。色々なものを犠牲にして、夏に向けてやってきたこともあった。メンタルは難しい。どうなるのか、気が気じゃないが、信じてやるしかない」

 サッカー男子の五輪代表は23歳以下という年齢制限があり、21年8月8日で24歳となる小川航は、来年に延期された五輪には現状のままでは出場できない。今後、何らかの救済措置が取られる可能性はあるが「年齢制限は気になる。資格を得られることを信じてます」と絞り出した。

 代表への思いは強い。17年5月にU―20W杯で左膝を負傷し、無念の途中離脱。約9か月で復帰したが、磐田でも先発を奪えず、昨季はJ2水戸へレンタル移籍し17戦7得点。その間もU―22日本代表のトゥーロン国際(6月)決勝では、PK戦で敗れたもののブラジル代表から1得点。12月の東アジアE―1選手権ではA代表デビュー戦で史上3人目のハットトリックを達成した。

 今季もJ2開幕戦(2月23日、2〇0山形)で2得点と、五輪イヤーに幸先のいいスタートを切っていた。「流れも僕に傾いていると思っていた。早く選ばれて試合をしたいという思いだった。コンディションもいい流れで来ていた。結構落ち込むというか、マジか、と」。正直な思いも口をついた。

 同じく来年24歳を迎える代表の仲間とは連絡を取り合ったという。「皆モヤモヤしている気持ちで練習に取り組んでいる。俺ら出られないのか、と。誰もが強い思いを掛けてきた。どこにぶつけていいかもわからない。誰かのせいなら…」

 それでも前を向くしかない。「プロなので五輪があろうがなかろうがやることは変わらない。どんな状況でもやることは変わらない。磐田で点を決めまくって昇格して、年齢制限が変更されなかったらオーバーエージ枠ででも出たい」と力を込めた。(小松 雄大)

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