北海道内のホストタウン、東京五輪延期に戸惑い…直前合宿誘致進められず

カナダのバドミントン代表チームが直前合宿を行う予定だった函館アリーナ
カナダのバドミントン代表チームが直前合宿を行う予定だった函館アリーナ

 五輪延期決定は、北海道内9のホストタウンにも戸惑いを与えた。「合宿の里」を掲げる士別市は、重量挙げの台湾ナショナルチームの事前合宿を予定していた。

 同市は2007年大阪世界陸上と08年北京五輪で、陸上ドイツ代表チームが直前合宿を実施。東京五輪マラソン、競歩が東京から札幌に変更決定後は、世界65か国の陸上関係者へ、直前合宿誘致のPRメールを送っていた。

 同市スポーツ推進課の坂本英樹課長は「延期を受け、新たな誘致活動を展開したくても、世界はそれどころではない状況。感染の早期終息を祈るしかない。五輪マラソンの実施時期など、いつ頃決まるのかという不安もある」と話す。

 函館市は、1982年にカナダのハリファクス市と姉妹都市提携を締結。以来、交流事業を実施、東京五輪ではバドミントン男女代表約20選手が7月13~19日に函館アリーナで直前合宿を行う予定だった。カナダの五輪、パラリンピック委員会は23日、五輪が今年開催の場合、選手団を派遣しない意向を表明していた。函館市の国際・地域交流課の中村勇人課長は「1年延期で、使用頻度の多い函館アリーナの日程調整、カナダが希望する宿泊施設の再調整が急務」と話す。

 滝川市では、アルゼンチンのパラカヌー代表の直前合宿地に内定していた。同市のオリンピック・パラリンピック連携推進室では「市民参加のおもてなし、応援も検討していたが、南米への感染拡大も懸念される中、今後の連絡、打ち合わせは、感染終息後になりそう」と話した。(小林 聖孝)

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