プロボクシング・中谷潤人が“自家製除菌液”で新型コロナ対策世界ベルト取りに「集中できる」

自家製の除菌液で消毒し、練習に備える中谷潤人
自家製の除菌液で消毒し、練習に備える中谷潤人

◆プロボクシング 報知新聞社後援「ダイナミックグローブ スペシャル」▽WBO世界フライ級王座決定戦12回戦 同級3位・中谷潤人―同級1位ジーメル・マグラモ(詳細未定)

 前日本フライ級王者・中谷潤人(22)=M・T=が25日、神奈川・相模原市の所属ジムで、サンドバッグ打ちなど1時間以上のジムワークを実施。ジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=とのWBO世界同級王座決定戦に向け、闘志はキープできている。

 3月1日から17日まで、米ロサンゼルスでスパーリングを中心とした合宿をこなしてきた世界3位のサウスポー。米国では新型コロナウイルスの感染が拡大しているだけに「もう少し帰国が遅れたら、調整も変わっていたと思います。今月は疲れを取りながら、ゆっくりとジムワークを中心に。練習には集中できています」という。当初、世界戦は4月4日に東京・後楽園ホールで予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため延期された。「体重は今の58キロをキープしていく。気持ちの持ちようですが、今の状態を維持して、(日程などが)決まったら、(状態を)上げていく」という“青写真”だ。

 中谷が集中力をキープできている要因が、“自家製”の除菌液だ。国内ではマスクや除菌・消毒液不足が顕著だが、中谷は自宅で作った除菌液をジムに持参。リングサイドなど数か所に設置。消毒液を確保するため奔走する必要がないだけに、ジムにとっても“救世主”だ。

 実は、中谷自身がオーナーを務める飲食店「とん丸」には除菌・消毒液を作る機械があるのだ。インフルエンザやノロウイルスなどのウイルス不活性化に効果があるとされ、昨年秋に「調理器具の除菌用に」と、父・澄人さんの発案で導入されたもの。新型コロナウイルスの感染拡大など想像もできなかった時期から、滅菌のための対策をしっかりと準備していたのだ。

 「消毒は常にできています。何かあるかも、と導入したんですが、消毒液を確保しなくては、という不安がないのは大きいですね」と中谷。ロスでは、畑山隆則、伊藤雅雪らを教えてきたルディ・エルナンデス・トレーナーの指導のもと、同氏の自宅にホームステイしながら、約70ラウンドのスパーリングを消化。24日には、ジムの後輩で日本ミニマム級ユース王者・石沢開と帰国後初となる4ラウンドのスパーリングを行った。「(マグラモの)イメージは頭の中でできています。延期になったからといっても、急に(練習内容を)落としてはダメ。スパーリングをやらなさ過ぎでは体力も落ちるし。かといって、疲れすぎてもダメです」

 ロスで練習場所だったジムは現在、新型コロナウイルスの影響で、閉鎖されており、米国の仲間たちはリングもない、ルディ・トレーナーの自宅の駐車場で青空の下でスパーリングを行っているという。中谷は支えてくれた仲間の励みになるためにも、世界ベルト奪取への思いを強くした。

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 バックナンバー申し込み 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請